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造形家倶楽部
Clay Art Guardians
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by Sawada Taiju / publisher : Late Toccobushi Game Club
for 4-7 players / age 10 and older / 45-60min / \2,500- / OOP
a participating game in Hippodice Spieleclub's Author Competition 2002

(Sep15/2003) 重要なルール改訂のおしらせ及びお詫び
ユーザーの方からのご指摘により、ルールに大きな記述漏れがあることが発覚したため、当該部分について修正した改訂版ルールを作成しました。「ルール」のリンク先にHTML版、「カードデータその他一式(Lzh)」にLZH圧縮のPDF版があります。
改訂前ルールにおける記述漏れ部分は、批評カードを置く部分に関するもので、この記述漏れの結果、5人以上でプレーする際に批評カードを置くための粘土細工が4つ未満しかないという現象が低くない確率で発生していました。
改訂後ルールでは、「プレイヤーは投票の際、最も多い数の批評カードが置かれている作品と最も少ない数の批評カードが置かれている作品を比べたときに、その差が1枚以下になるような形でしか批評カードを置くことができない」というルールが加わっています。これにより上記の現象は発生しなくなります。
本ゲームをお買い上げいただいた方々およびダウンロードしていただいた方々には、このルール記述漏れについてお詫びいたしますと共に、お手数ですが改訂版ルールへの移行をお願いいたします。


「造形家倶楽部」は、いい加減なテーマに従って、みんなで粘土細工を(たった60秒で)作り、どの粘土細工が良くできているか決めるゲームです。各自が内密に「これが良くてあれがダメ」という評価を下し、一斉に評価を公開、評価が他の人と重なっていたら得点を得られる、とそのようなシステムになっています。

ゲームの狙いとしてあったのは、まず粘土細工そのものを楽しむということと、評価しようのないものを無理矢理評価することの珍妙さ、そして他人と自分との審美眼の違いを楽しむこと、その三つでした。その三つをゲームとしてまとめ上げる為の手法としては、システムが破綻しないという前提のもとで、なるべく単純なものを単純なものをという方向で作っています。

影響を受けているゲームとしては、なんと言ってもKlaus Teuberの"Barbarossa"が挙げられます。そもそもこのゲームを製作するきっかけとなったのが、Barbarossaの為に買ってきた油粘土がちょっと買う量を間違えて余ってしまたのをなんとかしたい、というものだったということもありますし、また、Barbarossaのゲームとしての主眼が粘土細工を「当てる」方向にあり必ずしも「作る」ことを重視していないこと、システムに一部問題があったこと(Barbarossa紹介で書いたように、Alan R. Moon による自作ルールで、この問題は改善されています)へのちょっとした不満が、粘土細工という同じフィールドでゲームを作ろうという気にさせたということもあります。

ということで、「造形家倶楽部」では、その正体が何かわかるようなわからないような粘土細工の製作を要求されるBarbarossaと比較して、上手な粘土細工を作るというごく単純な要求をすることによって、粘土細工の楽しさをそのままの形で持ってくるようにしています。ただ、それだと「そういう才能がある人間が勝つ」というそれだけのものになり、ゲームとして成立しなくなってしまうため、「60秒間で作らなければならない」「テーマが形容詞副詞に限定されているので、出てくるのが『賢い』だとか『静かな』だとか、粘土細工でどう表現して良いのかわからないようなものばっかり」という二点を追加することによって、「上手な」ものが作れない、また何をもって「上手」とするかわからないようにして、先の問題を解決するようにしています。十分な解決ではないかもしれませんし、要求がやや複雑になってしまっているかもしれませんが。

その他に私が知っている(ごく狭い)範囲では、"Apples to Apples"、"どきどきわくわく相性チェックゲーム"あたりとの類似性があるかもしれません(後者については現時点ではルールを知っているというだけで遊んだことはないので、本当に類似性があるのかわかりませんが)。Apples to Apples については、評価できないものを無理矢理評価するという部分、どきどきわくわく相性チェックゲームについては、他人との発想法の違いを楽しむという部分で。多数派形成のルールについてもいかにも似たようなゲームがありそうです。いずれにしても、「造形家倶楽部」があまりオリジナリティのあるゲームではないということについての証拠としては充分でしょう。

しかしそのぶん、原始的な楽しみを強調しながら、それなりに頭を悩ませる要素も含ませている(ただの心理戦とはいえ、評価基準設定の難しさや無言の共闘の可能性など、それなりの水準になっているはずです)、王道を行くパーティゲームに仕上がっていると思ってはいます。所詮自己評価ですし、だいたい油粘土を使うようなゲームがパーティに適している訳がないのですけれど。


(Feb16/2003 追記)

「ゲームマーケット2003」にて、ここで紹介している「造形家倶楽部」を30個くらい売ることになりました(ゲームマーケットのパンフレットには、時間があったら作るかもー、くらいの感じで書いたんですけど、もう材料を買ってきてしまったので作ることに決定しました)。価格はたぶん二千円弱くらいになると思うのですが、しかし正直なところ、二千円も出して頂けるほどのコンポーネントになりようもないのは間違いありません。なにしろ自宅のモノクロインクジェットプリンタでカードを作っているくらいなので。

というわけで今回、ゲームで使用するカードのデータを公開することにしました。「しょぼくれたコンポーネントに金を出すのは厭だ」という方(尤もな意見でしょう)にはこちらのデータを使って自作していただこう、ということです。

エーワン社のWindows用フリーソフト「ラベル屋さん21」用のデータ(LHA圧縮)で、名刺サイズに切り取るためのミシン目が入った同社製プリンタ用紙「マルチカード」に印刷できるようになっています。


(Jun8/2003 追記)ゲームマーケットでの売れ残りをクロノスクラウン合資会社さんのところで委託販売していただいていたのですが、それもおかげさまで完売しました。ありがとうございます。なお、少なくとも自分で梱包作って再販する予定は当分ありません。だって作るの面倒なんですもの。誰か代わりにつくってください。

あと、「ラベル屋さん21」なんて知らねーよ、という尤もな意見に対応するため、カードデータ圧縮ファイルにpdf版も一緒に突っ込むことにしました。ついでなので販売した版のルールも同梱しました。別に中身は大差ないんですが。




[作者による紹介文]

ルール

カードデータその他一式(Lzh)
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