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En Garde
A Game by Reiner Knizia
publisher : Abacusspiele

Japanese Edition


English Translation: John Webley (corrected by Kevin Jacklin)

All rights reserved.

This Japanese Edition of "En Garde" is a re-translation from the corrected English edition. This edition is made by Sawada Taiju, through the courtesy of Dr. Reiner Knizia and Mr. Kevin Jacklin.

If you want the corrected English edition, visit http://www.convivium.org.uk/


アン・ギャルド



ライナー・クニーツィア作品
アバカス社製

二人用
ゲーム時間二十分


フェンシングの魅力を体験しましょう。戦略と技術、そして少々の運により、どちらの剣客のほうが上か決まるのです。基本ゲームで、あるいは熟練した人なら発展ゲームで、己を試してください。

独フェンシング協会推薦


入っているもの

・ゲーム盤一枚(ピスト)
・剣士駒二つ
・フェンシングカード二十五枚( 1 から 5 までがそれぞれ五枚ずつ)
・得点マーカー二つ
・ルールブック一冊


基本ゲーム

基本ゲームではこのゲームを簡単に遊ぶ方法を説明します。盤には、二十三マスのフェンシング・ピストと、0 から 5 までの数字が書かれた得点記録場二つとが書かれています。二つの得点マーカーを得点記録場二つの 0 のマスに置き、両プレイヤーとも剣士駒を一つ選びます。


プレー

このゲームは数ラウンドに渡って行われ、先にラウンドを五回制した方が勝者となります。各ラウンドの始めに、二つの剣士駒を盤の両端のマスに置きます。カードをよくシャッフルして、両プレイヤーに五枚ずつ配ります。この配られたカードは自分にだけ見えて相手には見えないようにしておきます。残りのカードは裏を向けて、盤のそばにひとつにまとめて山にしておきます。どちらからはじめるか決めて、以下最初の手番を行うプレイヤーはラウンドごとに交代で担当します。

手番は交互に行います。手番のプレイヤーは自分の手札からカードを一枚選んで出し、そのカードに書かれている数と丁度同じマスだけ、自分の剣士を移動させます(図一)。前方向に移動させるか後ろに移動させるかは自由に決められます。剣士は盤外に出てもいけませんし、相手剣士のいるマスに移動したり相手剣士のいるマスを突破したりもできません。手番の終わりに、手札が五枚になるように山札からカードを補充します。そして相手プレイヤーが手番を同様に行います。出されたカードは裏を向けて積んでおき、最後に出されたカードしか見えないようにしておきます。この捨て札を覗いて過去に何が出されたか見ることはできません。


攻撃と命中

相手剣士のいるマスに丁度で移動できるカードを出せるならば、移動の代わりに「攻撃」を宣言します。基本ゲームでは、攻撃すれば必ず命中します(図二)。


終了とラウンド獲得

どちらかのプレイヤーが攻撃を命中させることに成功したら、直ちにラウンド終了となり、そのプレイヤーがこのラウンドを制したことになります。また、どちらかのプレイヤーがルール上認められる移動を行えなくなった場合も、ラウンドは終了し、そのプレイヤーの負けとなります。どちらのプレイヤーにも勝ち負けがつかない場合、ラウンドは山札の最後の一枚が引かれた時点で終了します。山札の残りの枚数を数えることはいつでも構いません。最後のカードが引かれたら、どちらの剣士もそれ以上移動はできませんが、相手側プレイヤーには攻撃してラウンドに勝利する最後の機会が与えられます。

明確な形で勝者が決まらずラウンドが終了した場合、剣士駒を盤の端からより遠くへ進めたほうのプレイヤーが勝利となります。両方とも同じ距離だけ進めていた場合、このラウンドは引き分けとなります。

ラウンドを制したプレイヤーは自分の得点マーカーをひとつ進めます。得点マーカーを 5 まで進めたプレイヤーの勝ちです。


標準ゲーム

攻撃と受け流し

基本ゲームでは攻撃はすべて命中しましたが、標準ゲームでは、攻撃は受け流されることがあります。

基本ゲームでは、相手剣士のいるマスに丁度で移動できるカードを出すことで攻撃を行いました。ここで攻撃側は、同じ数字のカードをさらに出して攻撃を強化することができます(図三)。カードの補充は、プレイヤーが出したいだけのカードを出しきった後ではじめて行われます。ここで相手プレイヤーは「受け流し」を行う機会を与えられます。これを行うためには、相手プレイヤーが出した数字と同じ数字のカードを、相手プレイヤーが出した枚数と同じ枚数だけ出さなければいけません。例えば、攻撃側が "3" カードを一枚出して攻撃し更にもう一枚 "3" を出して強化を行ったのであれば、相手側は受け流しを行うのに、 "3" を二枚出さなければいけません。防御側が受け流しを行えない場合、攻撃は命中しラウンド終了となります。

受け流しが行えた場合、防御側は山札からカードを補充する前に、自分の手番を行わないといけません。この時、通常通り移動しても(図四)、あるいは相手剣士のいるマスに丁度で移動できるカードを出して反撃(リポスト)に出ても構いません。防御側は自分の手番を行った後でのみ、手札が五枚になるようにカードを補充できます。

終了とラウンド獲得

基本ゲームと同様、遅くとも最後の山札が引かれた段階でラウンドは終了します。最後のプレイヤーが攻撃を行った場合、相手側は受け流しをしなければならず、さもなくば負けてしまいます。

どちらのプレイヤーも勝利することなくカードが全て引かれた場合、両プレイヤーは自分の手札を公開します。ここでどちらかのプレイヤーあるいは両方ともが、まだ攻撃に使えるカードを持っているかどうか、つまり二つの駒の間の距離と同じ数字のカードを持っているかどうか確認します。そのようなカードを、どちらかのプレイヤーが相手よりも多く持っていた場合、そのプレイヤーの勝ちとなります。これで勝者が決まらなかった場合にのみ、盤上を進んだ距離で結果を決めます。


発展ゲーム

標準ゲームでできる行動は以下の三つでした。

一、前に動く
二、後ろに動く
三、攻撃

複雑なことを好むプレイヤーは、さらに四つ目の選択肢、剣士の力を強く増大させる「移動攻撃」を導入することができます。

移動攻撃

これは、まずカードを一枚出して上記選択肢一のように剣士を進め、そして二枚目のカードを同じ手番に出して攻撃を行う、というものです(図五)。従って二剣士の間が八マス離れていた場合、まず "3" を出して三マス移動し続いて "5" を一枚出して同じ手番に攻撃することができます。攻撃を受けたプレイヤーは、防御するのに二つの選択肢を持ちます。第一は、自分のいる場にとどまり受け流しを通常通り行うことです。上記の例では受け流しのために "5" を一枚出す必要があり、そしてその後で自分の手番となり別のカードを出すわけです。もう一つは、自分の場を明け渡して単純に後ろに下がることです。この場合、攻撃側は再び通常通り手番を行います。注意しておかないといけないのは、通常の攻撃(上記の選択肢三)に対しては、防御は受け流しで行わねばならず、後退はあくまで移動攻撃に対しての防御でしか使えないということです。


訳注:フェンシング用語について
アン・ギャルド(En Garde) - 「構えよ(試合可能な姿勢に)」
ピスト(Piste) - 「競技場」
リポスト(Ripostes) - 「突き返し」


日本語版について

この文書は Reiner Knizia 作 "En Garde" ルールブックの日本語版で、 John Webley 氏が制作し Kevin Jacklin 氏が修正を行った英語版からの重訳です。この修正英語版は Kevin Jacklin 氏のウェブサイトにおいて公開されています。日本語への翻訳は沢田大樹が、Knizia, Jacklin 両氏の許可を受けて作成し公開しています。

無断転載禁止


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