Durch die Wueste (Through the Desert)
KOSMOS Spiele Galerie No. 686819
A Game by Reiner Knizia
Japanese Edition
German Edition: (C) 1998 KOSMOS Verlag
English Translation: Reiner Knizia and Kevin Jacklin.
All rights reserved.
This Japanese Edition of "Durch die Wueste" is a re-translation from the Knizia-Jacklin's English edition. This edition is made by Sawada Taiju, through the courtesy of Dr. Reiner Knizia and Mr. Kevin Jacklin.
If you want the English edition, visit http://www.convivium.org.uk/
砂漠を抜けて
ライナー・クニーツィア作品
コスモス社製
二〜五人用
十歳以上向け
ゲーム時間二十〜四十五分
砂漠に生活の灯が
ベドウィンの五部族が、人のない砂漠に居住しはじめました。砂漠を囲い込んでいくなかで、キャラバンを設立し、水場を占領しオアシスを繋げ、得点を稼ぐのです。
毎ラウンド、盤上にラクダを二つ置きます。砂漠の王として成功を収めるためには、どのキャラバンをどの方向に伸ばすべきなのでしょうか?
ゲームの目的
自分のキャラバンを賢く導いて、最も多く得点を稼ぐこと。
内容物
・ゲーム盤一枚
・ラクダ百七十個(五色各三十四個ずつ)
・灰色のラクダ五個
・騎手三十個(各プレイヤーに対応する五色それぞれにつき六個)
・オアシス五個(椰子の木)
・水場四十五枚(一点、二点、三点のもの各十五枚ずつ)
・オアシスチップ二十枚(五点)
・領地チップ五枚(十点)
・キャラバンチップ五枚(十点)
・キャラバンチップ五枚(五点)
注:ラクダの色はふつうのラクダとちがってパステルカラーになっています。ですがこれは、各プレイヤーがそれぞれどのラクダのとも他のプレイヤーのとも違う自分の色の騎手を使えるわけで、ゲームの進行状況をつかむ助けになっているのです。
ゲームの準備
・はじめてのゲームの前に、シートからコマを丁寧に切り離してください。
・盤を広げます。山脈に囲まれた、またそれとは別に中央にも山脈がある、最初の時点では何もない砂漠が描かれています。四人ゲームや五人ゲームでは、盤を全て使用します。二人ゲームや三人ゲームでは、暗色の線で分けられているうちの狭いほうの領域は使用しません。
・プレイヤーはそれぞれ、自分の担当色の騎手を六つと、ラクダ全五色ひとつずつとを受け取ります。加えて、灰色のラクダも各プレイヤーひとつずつ取ります。
・プレイヤーはそれぞれ、受け取った六つのラクダそれぞれに自分の騎手を座らせます。灰色のラクダに載った騎手は自分の前に置いておき、自分がどの色を担当しているのか示します。五人ゲームでは、各プレイヤーはそれぞれ違う色のラクダ(と騎手)を返却し、全員四色しかラクダを使えないようにします。
・残った全てのラクダを色ごとに分けて盤の脇に置きます。二人ゲームでは、各色につき十個ずつのラクダを、ゲームから除外します。三人ゲームでは各色五個ずつのラクダをはずします。従って、二人ゲームで使うラクダは各色二十二個ずつ、三人ゲームで使うラクダは各色二十六個ずつとなります。四人ゲームや五人ゲームでは、各色三十個ずつのラクダが使われます。
・五つの椰子の木をそれぞれ、椰子のマークが描かれたマスから五マス選びそれぞれにひとつずつ置いて、オアシスを作ります。
・水場はよく混ぜてから、丸が描かれたマスそれぞれに一枚ずつ、表を向けて置いていきます。また、椰子のマークが付いていて椰子の木が置かれていないマスにも、水場を置きます。二人ゲームや三人ゲームで狭い盤を使う場合、余った水場はゲームから取り除きます。
・オアシスチップ、領地チップ、キャラバンチップは表を向けて盤の脇に置きます。
・一番若いプレイヤーから始め、時計回りに進行します。
騎手の配置
各自が自分の騎手を盤上に置く、五ラウンドに渡る配置ラウンドからゲームは始まります。五人ゲームの場合は四ラウンドしかありません。各プレイヤーは時計回りに、自分が持っている、各ラクダの上に座らせた騎手(以下「騎手ラクダ」)のうち一つを盤上の空いているマスに置いていきます。騎手ラクダは以下の例外を除き、どこにでも置けます。
・水場、オアシス、他の騎手ラクダがあるマスには置けません。
・オアシスに隣接している六つのマスには置けません。
・他の騎手ラクダに隣接しているマスには置けません(ラクダの色は関係ありません)。
最初の配置ラウンドでは、各プレイヤーは可能な限り、他のプレイヤーが置いたのとラクダの色が違う騎手ラクダを置かないといけません。
全てのプレイヤーが自分の騎手ラクダを全て盤に配置したら、キャラバンの展開が始まります。
ヒント:騎手ラクダの慎重な配置はゲームに勝つのに不可欠な物です。ですので、はじめてのゲームでは、自分の騎手ラクダを盤上にまんべんなく、あまり他の騎手ラクダと近づけないように置いていきましょう。
キャラバンの展開:概観
ここから、各プレイヤーは毎ラウンド、盤上にラクダを二個ずつ置いていきます(展開の第一ラウンドは例外です。下記参照)。最初はラクダを、同じ色のラクダに載った自分の騎手の隣に置きます。以下新たなラクダを、同色の自分のラクダならどのラクダの隣にでも置いていきます。こうしてキャラバンを形成し伸ばしていきます。それぞれのプレイヤーがキャラバンを、得点のために展開していきます。「水場の占拠」「オアシスを繋ぐ」「領地を囲む」「各ラクダの色についていちばん大きいキャラバンを組んでいる」以上に対して得点が与えられます。いずれかの色のラクダの最後のひとつが盤に置かれた段階で、ゲームは終了となります。
ラクダを置く
・手番のプレイヤーはラクダを二つ取って、それぞれを空いているマスまたは水場のあるマスの上に置きます。二つのラクダは違う色でも同じ色でも構いません。
・ラクダはかならず、自分のキャラバンに属する(自分の担当色の騎手ラクダで判別します)同じ色のラクダの隣のマスに置かなければいけません。例えば、パステルブルーのラクダは、自分のキャラバンにいるパステルブルーのラクダの隣に置かなければいけません。
・従ってラクダ各色につき、一人のプレイヤーはキャラバンを一つしか持たず、そのキャラバンのラクダは全て繋がっていることになります。
・同色だけれども異なるプレイヤーが所有するラクダ二つの間には、必ず空きマスがなければならず、その空きマスを同色のラクダで埋めてはいけません。言い換えればラクダを、自分以外のプレイヤーに属する同色のラクダの隣に置くことはできません。
・ラクダを違う色のラクダの隣に置くことは構いません(誰のものであろうと)。
例:この図は、緑のプレイヤーがパステルホワイトのラクダを置く選択肢が九マスあることを示しています。緑プレイヤーはパステルホワイトのラクダを二つ置きました。
第一展開ラウンドにおける特別ルール
ラクダを展開する最初のラウンドでは、最初の二人はラクダを一匹しか置けません。二人ゲームでは、このルールは最初の一人にのみ適用されます。これにより、最初のプレイヤーがあまり有利にならないということが保証されます。
水場の占拠
水場(価値は一点または二点または三点)の上にラクダを置いた場合、置いたプレイヤーはその水場を盤から取り除いて自分の前に伏せて置きます。
オアシスを繋ぐ
・オアシス(椰子の木)に隣接する六つのマスのいずれかにラクダを置いた場合、置いたプレイヤーはオアシスチップ(価値五点)を取り自分の前に伏せて置きます。
・同じキャラバンに属する別のラクダが、同じオアシスに隣接した場合、オアシスチップは得られません。ひとつのキャラバンはオアシスひとつにつき一回しか得点できません。ですが、ひとつのキャラバンを複数のオアシスに到達させることはでき、この時はそれぞれにつきオアシスチップを一枚ずつ獲得できます。
・もちろん、同じオアシスに複数のプレイヤーが各自のキャラバンを繋げることもできます(ラクダの色が同じでも構いません)。それぞれがオアシスチップ一枚を受け取れます。
例:赤のプレイヤーはもうパステルブルーのキャラバンをオアシスに繋げられなくなっていますが、パステルバイオレットのキャラバンのほうは繋げられます。
ヒント:相手のキャラバンをよく見ておきましょう。でないとオアシスから締め出しを食ってしまいます。別の同色キャラバンに隣接するマスには自分のキャラバンを伸ばすことができない、これを忘れないようにしましょう。
領地を囲む
ひとつのキャラバンが一マスかそれ以上の領域を囲む、というような形でラクダを置くと、置いたプレイヤーはその領地の所有権を獲得します。以下のルールが適用されます。
・盤の端や中央の山の助けを借りて、一色のラクダで遮られることなく輪をつくらなければいけません。
・盤の端や中央の山の助け無しに、ラクダだけで領地を囲うこともできます。
・複数の色のラクダを使って領地を囲むことはできません。
・囲まれた領地の中に他のラクダ(誰のものかに関わらず)が入っていてはいけません。
・囲まれた領地の中に水場がある場合、囲んだプレイヤーは直ちにそれを取って自分の前に置きます。自分のラクダで水場のマスを占拠する必要はありません。
・囲まれた領地の中にオアシスがあり、領地を囲んでいるキャラバンがまだそのオアシスに到達していない場合、囲んだプレイヤーは直ちに、そのようなオアシス一つにつき一枚のオアシスチップを受け取ります。囲んだオアシスにキャラバンを繋ぐ必要はありません。
・囲まれた領域に他のプレイヤーがラクダを置くことはできません。
例:まだこの領地は囲まれていません。青プレイヤーが持つ二つの異なったキャラバンに包囲されています。青がパステルバイオレットのラクダを二つ置いて、領地を囲みきります。青プレイヤーは二枚の水場と一枚のオアシスチップを手に入れます。
ヒント:領地を囲むことで、結構な数の得点が得られます。まずは水場やオアシスチップの獲得により、そして後に領地ポイントにより。相手プレイヤーが大きく価値の高い領地を囲もうとするのを、常に防ぐよう試みましょう。
ゲームの終了と精算
プレイヤーの手番終了時に、いずれか一色のラクダの最後のひとつが盤上に置かれていたら、ゲームは終了となります。ここでラクダ各色につき、どのプレイヤーがその色の最も大きいキャラバンを持っているか決めます。最も大きいキャラバンを持っていたプレイヤーは、その色の十点のキャラバンチップを受け取ります。その色のラクダを最も多く置いたプレイヤーが二人以上いる場合、その各プレイヤーに五点のキャラバンチップを一枚ずつ配ります。その色の十点のチップは与えられません。
ヒント:ゲーム中ずっと、一色かできれば二色、ラクダの最大数を確保しているようにしましょう。脅かしてくるようなプレイヤーがいないかどうか監視して、いたらそれに合わせて自分のキャラバンを伸ばしましょう。キャラバンチップを獲得するために、キャラバンをものすごく大きくする必要はありません、単にどの相手のキャラバンよりも大きくさえあれば良いのです。
続いて、各プレイヤーが囲んでいる領地の価値を決定します。囲まれた領域一マスにつき一点が加算されます(但し、オアシスのマスは数に入れません)。この得点の支払いは、十点の領地チップと、貰っている他のチップや水場の両替で行われます。
最後に各自、自分のチップの値を合計します。合計値の最も大きいプレイヤーが勝者となります。最大値のプレイヤーが複数いる場合、勝者が複数人いることになります。
著者
Reiner Knizia, 1957 年生、英国 Windsor 州在住。数学博士。国内外で数多くのゲームを出版している。彼の素晴らしい成功の中でも特筆すべきものに、 1993 年のドイツゲーム賞受賞、そしてゲームオブザイヤーの数度のノミネートが挙げられる。簡素なルールながら意思決定に挑み甲斐のあるゲームで知られる。この多層的な砂漠のゲームのように。
画: Graphic Studio Krueger / Claus Stephan
リプロダクション: d.werk, Schulte-Frolinde
写真: Dirk Hoffman
編集: TM-Spiele
著者および出版社は、このゲームの多くのプレイテスターと校正者に感謝します。
著者の砂漠を抜ける旅に付き添ってくれた、 Martin Higham, Ross Inglis, Kevin Jacklin, Chris Lawson には著者からの特別の感謝を。
日本語版について
この文書は Reiner Knizia 作 "Durch die Wueste" ルールブックの日本語版で、Knizia博士及び Kevin Jacklin 氏による英語版からの重訳です。日本語への翻訳は沢田大樹が、両氏の許可を受けて作成し公開しています。日本語版の著作権は、英語版の制作者であるKnizia, Jacklin両氏が保持するものとします。
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