[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」




感想をどうぞ #2
M - Z, 仮名/漢字 (2003年8月まで)

top page


Mamma Mia!

by U.Rosenberg / publisher: ABACUSSPIELE
for 2-5 players / age 10 and older / 30-40min.

手番ごとに手札からピザの具を置いていく。どんな具が置かれたかは記憶する。ピザを作るのに十分な具が揃ったら、ピザを投入する。本当に具が揃っているかの判定は、即時ではなくラウンドの最後に行う。具が揃っていなくても手札から補ってよく、従って別に十分な具が揃っていない状態でピザを出したって構わない。さらに必要な具にしても「いちばん少ない具を3つ」とかそんな相対指定のピザが混じっているため、具が揃っているのかなど結局わからない。記憶ゲームはそもそも人間の記憶の不確かさに寄っているが、ここまで「憶える」より「どうせ憶えてなんかいられない」を全面に出すゲームも珍しい。


May21_2000 /1st:山根,8 /2nd:沢田,7 /3rd:向井,4 /4th:池本,3 [30min]
Dec23/2002 : 沢田6(6)/池本6(5)/山根6(0)/吉田4

先手必勝騙しゲーム。受身に回ったって勝てませんよ、と偉そうに。(山根)

軽いゲームの癖にいろんな要素が絡んでるのが素晴らしいけど、それは無視すると敗因になる要素も多いってことで。にしても少し怠けた途端に報いが来るのはどうゆうことか。(沢田)

相変わらず面白いゲームで、Rosenbergはカードゲーム作るの上手いなあと思わせるゲームです。ゲームの勘所はカードの補充の仕方で、ルールの説明は単純なのに、効果的にジレンマを与えてくれる大変素晴らしいルールだと思います。(向井)

失敗しても失点にはならないという重要な事実にやっと気づく。つまりは「数撃ちゃ当たる」で全然問題ないので、ラウンド序盤にできる限りピザを回して、後半で具材を整えていくのが基本。であるからには具材が揃うまで待っていては遅すぎて、いかに微妙なラインで他人よりも先に乗り込むか、あるいは他人の失敗を当て込むか(あきらかに成功しないのが解ってて出してる他人のピザを読み当てる)というのがポイントだったと。そうすると、しかし、益々ひねくれた“記憶”ゲームってことに。やっぱりこれRosenbergの最高傑作なんじゃないだろうか。(沢田、Dec23/2002)



Mercator, in "Neue Spiele im Alten Rom"

by R.Knizia / publisher: Piatnik(1994)
for 3-7 players / age 10 and older / 20min.

山からめくられたカードを金貨で競るゲーム。集めたカードの数字合計が高いプレイヤーから順に50、40、…の金貨がゲーム終了時に与えられ、これを併せて所持金合計の高いプレイヤーが勝利。つまりカードの数字そのものではなく、数字合計の順位に競りの主眼が置かれている。さらに、カードは最大6枚までしか購入できず、一度買ったカードは捨てられないので、安いからといって不用意に購入すると必ず泣きを見る。同作者の1995年作品 "Medici" の元になったゲームと思われる。

Mar17_2002 / 吉田*,58 / 山根*,52 / 浅木*,49 / 向井*,43 / 好宮*,42 / 沢田*,31 [with "colour bonuses" variant, 60min]

面白いけどそれなり、という気もする小品ですな。そのわりに60分かかるけど。いろいろ加えてひとつのゲームにする、という方向性もわかります。(向井,Mar17_2002)

安定した佳作。何が特徴と言いきれないのに遊べてしまうあたりは土台がしっかりしているからでしょうか。(吉田,Mar17_2002)

ルール一読の印象よりはずっと癖の強いゲームだと思います。カードの数値と競り値の強烈な非線形性が特徴で、まあこの特徴はメディチでも完全に引き継がれてるんですけど、「メディチ」よりも他人との衝突が直接的なぶんプレイ感覚は厳しめ。一般性ならメディチのが確実に上でしょうが、個人的には生々しさでこっちを取りたい。(沢田,Mar17_2002)

どうなんでしょう。バランスは大体取れてそうだけれど、ボーナスはもう少し多彩でもよいのでは。もう少し押しが足りない。悪くはないゲームですがもう一度遊びたいかというとそれほどでもありません。(山根,Mar17_2002)



Meuterer

by M-A.Casasola Merkle / publisher: Adlung
for 3-4 players / age 12 and older / 45-60min.

Verraeter(紹介を参照のこと)の後継作。こんどは商船で船長対ボーイの血みどろの争いが。今回は対決による勝利点に加え、船に物産を詰め込んで着いた島で売って勝利点を稼ぐという要素が加わった。最も多く物産を詰め込んだプレイヤーのみ勝利点を得られるのだが、物産詰め込みを諦めたプレイヤーから順にアクションカードを選べるようになったため、どちらを優先するかが考えどころになる。また対決に勝った側が行き先の島(=買い取ってくれる物産の種類)を決められるとか色々賑やかなゲームに仕上がってます。


Dec24_2000 /1st:向井*,32 /2nd:吉田*,27 /3rd:浅木*,22 /4th:山根*,20 [45min]

フェレータの嫌らしさというかジレンマジレンマしたところがなくなってスッキリ仕上がった感じ。ポイントの稼ぎ方がたくさんあるにもかかわらず、意外と最善手が見えやすいのが原因か?◇なんだかんだ言って5枚しかない手札をどうやりくりするかというゲームである気がする。まぁ結構好き。お手軽感がある。◇カード運に左右されるところが大きい。これとフェレータの関係は、「エル・グランデ」と「王と参謀」の関係、かもしれない。(向井, Dec24_2000)

僕はフェレータでもあまり悩まないのでプレイ感はほとんど変りません。稼ぐ方法が多い分局面局面で勝ち誇ったり悔しがったりすることも多いんだけど、最終的に勝利するにはやっぱりある程度の運が必要。オプションルール有りでもう一回。(吉田, Dec24_2000)

笑って反乱が出来るので、そういう意味では気楽なゲームでした。やっている人間にも拠るのかもしれませんが。実際は負けても交易で点が入るのが大きいのでしょう。(浅木, Dec24_2000)

ここまで枚数抑えられると普通にやらないと勝てません。普通に戦うことが前提でその先の勝負。厳しいですよ。◇カード褪せない様に注意。(山根, Dec24_2000)

先入観無しで言えば割と遊べると思うのだけれど、 Merkle のゲームというのでどうしても過剰な期待が入ってしまって。ちょっと落胆しております。◇五枚の手札で何とかしないといけなくて、更に「このラウンドは捨てて次のラウンドで取り戻す」ってことに何のメリットも無いんで結局全ラウンド勝負しかなくて、すると配牌で勝負の行方は半分以上決まってしまう。でプレイヤーができることは、点を取れる確率を狭い部分で細かく弄っていくってことしかない。その技巧を伴う細かい部分についてはきちんとつくられていてそれは良いんだけど、それが得点にどう露出するかってことになると何だか曖昧な形でしか出てこなくて、ゲームに関わっている感覚、というか、ゲームを操作している感覚が薄れてしまうのが問題なのだと思います。◇ Verraeter だって実際にやれることはあんまり無いんだけども、それでも行動カード選択のルールが効いてて、自分が選んだ行動カードによって周りの人間に強い影響を及ぼすことができるんですが、対して Meuterer は、行動カードに「交易を取るか戦闘を取るか」のジレンマをぶち込んだ副作用として、誰がどの行動カードを取るかというのがあらかた理解できちゃう。自分がよほど不合理な動きをとらない限り、誰かを狼狽えさせるようなことができなくて、んでゲームは驚きもなく進んでいく。◇僕はもっと盤面に対して野蛮な働きかけをしたいのです。(沢田)



Modern Art

by R.Knizia / Publisher: Hans im Glueck, Mayfair
for 3-5 players / age 12 and older / 45-60min.

ゲーム内容については「紹介」で扱っています。


Aug18_2000 /1st:吉田,468 /2nd:浅木*,452 /3rd:向井,438 /4th:山根,362
Mar26_2001: 1st成川517 / 2nd沢田470 / 3rd吉田469 / 4th向井465 / 5th山根325 [90min]

Mar26_2001
沢田「ええとModernArtはどうなのかということについて感想がほしいんですが
向井「えー?今さら?
吉田「この状態でそんなこと喋る気になるわけないじゃん。つうかあそこのKrypto二枚63は
(以下十数分に渡り『おまえが悪い』等の紳士極まる感想戦の果てに)
向井「でなんだっけ。ModernArt自体の感想?
沢田「まあ無理か。さんざ遊び倒してるし
向井「すばらしいゲームですねの一言で終わり。
吉田「そです。どうせまたやるし。ああ悔しい(←まだ罵倒し足りない)
向井「運の要素は意外なくらい低いね
吉田「低い低い。
成川「カード運はけっこうかかると思いますけど
向井「いや、配られたカードの善し悪しではなくて、誰に何が回ったかの配分によって戦い方が変わるというだけで、有利不利ではないでしょう
沢田「ダブルオークションが全くこないってのは不運かと
吉田「それでも戦い方はいくらでもあるし

向井(Aug18_2000):システムとしては非常に完成されたものがあると思う。しかも、コンセプトとの一致が非常に良くできていて、やはりゲームとはかくあるべしという姿を感じる。そういう点から見ても傑作ですね。



Mogul

by M.Schacht / publisher: Timbuktu (2002)
for 3-6 players / 45min

競りゲーム。ターン毎にカードをめくり「買える株の色」「売れる株の色」(あと「持っていると配当が出る株の色」)を決定し、この売買二つの権利を巡って競りを行う。売却時価格は、売却時点でその色の株券を全プレイヤー合わせて何枚持っているかに比例するので、いつ売り抜けるかが重要になる。競りのシステムが特徴的で、手番が巡ってきたプレイヤーは、「競りに残る」か降りるかの選択を行う。競りに残る場合はその代金としてチップ一枚を場に供託し、降りる場合はその時点で場に貯まっているチップを全て受け取る。従って、他のプレイヤーが降りる直前、場にチップが貯まった頃合いで自分が降りたいということになり、いつ降りるかを巡って心理戦が行われる。


May19.2003 / 沢田*30 / 吉田*28 / 浅木*17 / 池本*15 / 山根*14 / 100min


May19.2003
浅木「出来は良いでしょう
吉田「ほぼ完璧かと
沢田「私も大変良いと思います。一番好きなタイプのゲーム
吉田「僕もそうです。もう一丁といいたくなる感じの。
浅木「思ってた以上に、とてもわかりやすいゲームだったね。...終盤は特に。
山根「終盤の動きは必然的なものしかないから
吉田「序盤が大切。いや終盤だって大切だと思うけど
浅木「いやあ序盤でしょうこのゲームは
沢田「終盤はポイントの上では大きいけど、でも動きがわかりやすく決まっちゃうし。ま今回だけだったかもしれないけども
山根「いやいや。必ずそうなるでしょ
吉田「そのへんは弱いといえば弱いかも。ただ今回は一人独走だったからそうだったという面はあって、二人走ればまた違うような
山根「今回は序盤で失敗した。やっぱり借金するタイミングはもっと早いほうがよかった
吉田「それはほんとか?
山根「いや借金したこと自体には嘘はないから
吉田「それは己の主義の問題であって、勝ち負けにはやはり響くと思うのだが
沢田「やるなら金の力を叩きつけないと
山根「最序盤に2回か3回は行っとかないと意味がない



Morisi

by Corne van Moorsel / publisher: Cwali
for 2-4 players / age 10 and older / 30-40min

島に点在する都市と都市とを道でつなげるゲーム。基本的にはたくさんつなげたプレイヤーが勝ち。都市と都市との間には山あり谷ありで当然山にも谷にも道を渡さないと都市間が繋がらないのだが、山に道を渡すためには山キューブ、谷に道を渡すためには谷キューブを一つといった具合にキューブを消費しないといけない。キューブはプレイヤー駒を谷キューブなら谷、山キューブなら山まで派遣して取ってくる。プレイヤー駒の移動は一手番に一歩ととても遅いので、こういうルートで山谷森とキューブを取って一気に繋げようかでもそれだと相手にあっちのルートで先を越されるかも(同じルートなら先に繋げた方が有利)、といった悩みがある。


Feb25_2001 / 沢田*36 / 山根*30 / 吉田*27 / 向井*24 [40min]

Feb25_2001
(沈鬱な空気)
向井「(ため息)なんかこー。もうやりたくないっす。
山根「良いんじゃないの割と
向井「完成度は高いんだけどさあ。
吉田「サッカー日本代表の攻撃的なハーフにくらべるとずいぶん元気がない。ま佳作ですかね(苦笑というか何か含んだところのある笑い方)
沢田「いや、つまんないって言ってるわけではないですよ決して
向井「いやつまんなくはないっすよ
吉田「面白いっすよええもちろん
向井「ただ単に。ため息が出る。って言ってるだけで。
山根「えーと。盤の形が似てるカタンと比べて、みなさんどっちがやりたいですか
一同「かたーん



Nanuuk!

by G.Cornett / publisher: Bambus
for 2-4 players / age 8 and older / 30min

イヌイットが動物を狩る。たくさん狩ったプレイヤーの勝ち。イヌイットは一ターンに一歩移動し、そこに動物がいれば狩って得点にする。このゲームのポイントは移動制限で、イヌイットが一歩移動するごとに、移動した場所にクレヴァスが走る(走る場所は手番プレイヤーがある程度選べる)。クレヴァスが走ったところは、どのイヌイットもまたいで移動することは(基本的には)できない。相手の移動を封じつつ自分は最短距離で獲物を、というゲーム。


Feb25_2001 / 吉田*15 / 沢田*14 / 向井*10 / 山根*6 [20min]

Feb25_2001
沢田「どーなんだこれ?
吉田「オモシロ浅いゲームですね
向井「浅いよね。初期配置ランダムにするとどうなるの?
沢田「たいして変わらないんじゃないかなあ。むしろひび割れデスマッチ(注)のが面白いのかな
吉田「ほんとだよな。このルールならひび割れデスマッチだろう
向井「点数でやると盤面狭いから下手したら詰め将棋的になるかもしれない
沢田「じゃ次はひび割れ版のルールでやりますか
吉田「三人でアイコンタクト取って一人を追い込む。バトルロワイアルですか
向井「『この区画は進入禁止になりました』
沢田「身動きがとれなくなると首輪が爆発
吉田「まあもう一度は無いですね。バトルロワイアルルールでならもう一度やってみるかもしれないけど
(注)ひび割れデスマッチというのは、チュートリアルとして用意されているゲームで、イヌイットの移動とクレヴァスによる移動制限のルールのみを使い、自分のイヌイットが身動き取れなくなったら負け抜け、一人が勝ち残るまでゲームを続けるというもの。



Ohne Furcht und Adel

by B.Faidutti / Publisher: Hans im Glueck
for 3-7 players / age 10 and older / 60min

手番に金か手札を補充し、で金を払ってカードを公開。公開に要る金はカードに書かれていて、同時にこれが勝利ポイントになる。あと特殊アクション。以上。肝はこの特殊アクションと、その選び方。誰かを一回休みにとか、金盗むとか、手札奪うとか、無体ながらシステムとの絡みから見て合理的な特殊アクション。そして選択方法は、名作"Verraeter"からの借用(借りてるって説明書に書いてある。方法の詳細はVerraeterの項を)。一回休みとか金盗むとかを誰が選んでるか予想、自分はそれから逃げられるような特殊アクションを選ぶ。Verraeterと感覚こそ違え、たしかにこのゲームはこの選択方法がないと成り立たない。


Aug17_2000 /1st:浅木*,30 /2nd:好宮*,26 /3rd:沢田,24 /4th:山根*,19 /4th:吉田*,19 /6th:成川*,12 /7th:向井*,11 [1st_Ed_rule, 75min] Mar17_2002 / 沢田,25 / 吉田,23 / 浅木,20 / 向井,20 / 山根,15 / 好宮,10 [90min]

好宮:面白いね。

向井:このシステムを使った以上、やっぱりフェレータとの比較は避けられないところだと思うんですが、やはりフェレータの方が面白いように思います。 もっとも、例のシステム以外は全く別物で、「違うゲーム」と言っても良いかもしれません。 ブラフが非常に重要なゲームですね。あと、意外と運の要素が強い。 個人的にはまあまあ。20点満点で16点くらい。

山根:Verraeterよりこっちの方が好きです。紫札に今一つ華がありませんが。

沢田:システムを使ってる目的がフェレータとは違うからなあ。フェレータは猜疑心、こっちは逃亡/捕獲と付随するブラフ。確かにフェレータの方がわかりやすい使い方だけど、僕は比較したくないし両方とも名作だと思います。



Once Upon a Time, 2nd Ed.

by R.Lambert, A.Rilstone & J.Wallis / publisher: Atlas Games
for 2- players / all ages

ゲーム内容については「紹介」で扱っています。


Jul22_2000 /winner:向井 /loser:沢田 /loser:山根 /loser:吉田

Jul22_2000
山根「勝った人ー
向井「はーい
沢田「結びが『いろいろありましたが』ってそれは童話として無しだろう
向井「まあまあ。それはそれでほら
沢田「いいけどさ。Once Upon a Time でそんなことどうこう言うのもあれだし
向井「まあゲームとしては良いゲームですよ
沢田「良いゲーム、ってこれゲームなんだろうか。これゲームだと思う人手を挙げる。誰も挙げない
山根「いや微妙に挙げてる
向井「広義で言えばゲーム
沢田「ゲームでもゲームじゃなくてもいいといえばいいんだけど。
吉田「インタラプトが簡単にできないのはゲームとしてどうか
沢田「ルールの問題なのか、我々が魔法昔話のフォーマットから外れたことばっかりやってるのが問題なのか
吉田「まあ我々にはそんなフォーマットは無い、と。
山根「そんな縛りをかけられた日にゃあ、ねえ?
吉田「日本昔話系の単語を入れてそっち系の話になるゲームにしてみるのも面白いかも。向井「竹とか鬼とか入れて
吉田「『竹から生まれたのは実は鬼でした』
向井「やっぱり意図しない方向へ
吉田「あと桃太郎は入るだろう。通りすがりの桃太郎。桃太郎に金太郎に浦島太郎
山根「厭なゲーム。
沢田「それでフォーマットに従った話をすれば単語でインタラプトできるようになるか?
向井「なるかもしれない
吉田「なりそうにもないけどな。
沢田「『変な話禁止ルール』を使って手番を頻繁に回すことでまっとうな話になるようにするんだろうか
吉田「それもつまんないしなあ
向井「変な方向に話がいくのはゲームに勝とうとしてってのがあるんじゃないの?
吉田「私はまっとうな物語を作り上げることにやぶさかではなかったんですけどいかんせんカードが
向井「私もまっとうな物語を作り上げることにやぶさかではなかったんですけどいかんせんカードが
吉田「だいたい出だしの、おばあさんが家から閉め出しを食らうって時点で物語としてアウトだろう。怪物が鍵を盗んでいったってなんだそれは
沢田「怪物に鍵を盗ませたのは僕じゃなくて向井さんですよう
向井「いやあの鍵はすごかったんだって
(以下物語についての戦犯追及が続く)



Orient Express (Tatort Nachtexpress)

by J.Smets / publisher: Jumbo[1987]
for 2-6 players / age 12 and older

列車内で殺人が起きたので、探偵として列車内を聞き込みして真犯人を(ほかのプレイヤーより先に)探し当てましょう。聞き込みした情報は多くの場合他のプレイヤーと共有するので戦略的要素は薄く、推理力勝負の面が強い。というよりこのゲームにおけるボードゲーム的要素は「聞き込みの為の列車移動はダイスを振って行う(ダイスを振るごとに残り時間が減っていく)」ことくらい。あとはシナリオと正面から格闘する、推理小説の雰囲気さえ漂わせる純粋推理ゲーム。シナリオ10本付属。


Mar26_2001: 1st成川* / 1st吉田* / 3rd沢田* / 3rd向井* / 3rd山根* [90min, scenario#1]

悪くない。ボードゲームとしてここまで異色なのは珍しいかもしれない。少なくとも10シナリオはプレイできるんじゃないだろうか。◆個人的には、情報開示のシステムはいただけない。もっとめくる機会を増やして(たとえば行動が1巡して列車が一駅動くとかして)、「カードは自分のみが見る」システムにした方がよくはないか。◆原作のオリエント急行とはぜーんぜん違う気はするが、まあこういうゲームがあったっていい。◆どっちかというと、後ろで正解を眺めるのが楽しいゲームかもしれないが。[向井、Mar26_2001]

……乗降者がないのに何で停車するんでしょう。賭博師とか占い師とか逃げても良さそうな気がしますが。◆システム的にはまず申し分ないでしょう。問題はシナリオの拡張性がリピート回数に直結している点ですが、それは十本やってからの話でしょうし。固定メンバー向きと言うことにもなりますか。あれ以上聞き込む数増やしたら誰もヒント見なくなるようにも思えるんですが如何。[山根、Mar26_2001]

面白いし購入価格500円で何の不満があると言われても困るが。でも重いんだよう。突飛な推理をやる必要はないんで要は情報整理能力勝負なのだけどその情報量が。情報隠匿のルールがマップの問題等あって全く機能してないのが大きな難点で従って実質完全情報公開なんで頭方面にチャレンジドな私とかだと単なる知的制裁かも。[沢田、Mar26_2001]

確かに面白い。他の方々と同じで情報格差が付きにくいのがちょっと不満ですが。あとは、何回飽きずに遊べるかでしょうか。[吉田、Mar26_2001]

あの手がかりを訳のわからない日本語(*)にしてカードに押し込んだ訳者に拍手。でもあのシステムで10もヴァリエーションを作れるのでしょうか?[成川、Mar26_2001]
(*)一部のヒントカードは代名詞の使い方で微妙にミスリーディングを誘っている



Palermo

by Walter Ziser / publisher: Piatnik [1992]
for 3-5 players / age 12 and older

みんなで街を作りながらその街に自分の店を配置し、街が完全にできあがったところで、スタート地点から自分の店を全部回ってゴールにいち早く駆け込むスプリントレースを繰り広げる。基本的には、最初に街をみんなで作る段階でいかに自分だけ効率のいい経路を組めるかというゲームだが、後半のレースで他プレイヤーの移動を妨害する「手下の警察」というものが各人に配られるので、これの使い方次第では後半での逆転も、というより前半で目立つとみんなに徹底的に妨害される。


Nov23_2001 / 沢田,43 / 向井,39 / 池本,33 / 吉田,33 / 山根,31


Nov23_2001
池本「なんというか考え無しというのは良くないのだなあというのを痛感いたしました。袋小路には二度と住みません。袋小路なんか大嫌いだ
吉田「つっても、これで勝とうが負けようが、なんかなあ。結局の所上は叩かれて収支が合っちゃう感じしない?
向井「このゲームってこんな点差つくゲームだった? もっと団子になったような気がしてたんだけど
沢田「いやけっこう離れるよ。僕はむしろ前半だけで決まっちゃうゲームだと思う
山根「後半で酷いミスをやんなきゃね
向井「しかしさー、ルールブック無くても遊べるもんだねー
沢田「このゲームはね
池本「Baliは無理だろう
沢田「説明書無しでBaliをどうしろというのだ
向井「確かにこのゲームはルール少ないよね。久々にやったら割と重く考えなくても進んでいくんで結構楽しかったかも
沢田「完全情報の割にはすっごい適当だから
吉田「パーティゲーム?
山根「いやそれは違うんじゃないか
吉田「楽しく笑い合いながらテーブルの下で肘鉄入れ合うパーティゲーム
池本「ただまあそれでも、集まって一緒に盤を作ることからがやがやと楽しめるわけだしさ、僕は嫌いじゃないよ
吉田「集まって一緒に盤を作るしかないのは問題だと思うんだが
沢田「このゲームはそういうゲームなんだからそれは仕方ないかと
向井「ゲームとしてはそういうところとか問題有るんじゃないか、とは思うんだけどね。でも面白いは面白いと思う
沢田「ま別にそう良いとか好きとか主張したいわけでも無いんだが、有るなら遊んでもいいんじゃないかな、くらいの
吉田「迷惑はしないよね付き合っても。ちょっと気分が重いかな、というのはあるけども
向井「ちょっと荒む
池本「自分の店の前に警官置かれたときの、あー友達なのになー、ってやりきれなさ
吉田「そりゃ解ってはいるんだけどさー、でもなあ、という感じは残る
沢田「爽快なゲームではない



Pictionary, Japanese ver.

Publisher: SYU creation, Parker
for 4- players

定番パーティゲーム。ペアを組んで、片方の人間が与えられたテーマについて絵を描いて、もう片方がその絵を見てテーマが何か一分以内に当てる。それだけ。本当にそれだけ。


Mar15_2000 /winner:向井,沢田 /loser:山根,吉田 [short_game, 30min]

Mar15_2000
吉田「敗因は Difficult に引っかかったことだと思います
向井「確かに Difficult に引っかかるとかなり辛くなる
沢田「あと『永久機関』て問題を考えた人はいつか殺されてしまうと思います
吉田「永久機関はかけないよなー。
向井「 Difficult は難しいね
沢田「 Difficult は突発的に降ってくるほうが良いと思うんだけどなー。あるいはゴールに Difficult を置くとか


Pit
for 3-10 players / age 8 and older

謎の穀物取引ゲーム。自分の手札九枚を、他人の手札と交換していくことにより、誰よりも先に一種類に揃えれば勝ち。で、その交換というのが、手番とかそういうややこしい概念なしにリアルタイムで行われる。叫び声とカードとが飛び交いさあ大変。


Jul22_2000 /1st:沢田,200 /2nd:向井,140 /3rd:山根,60 /4th:吉田*,0 [basic_rule, 200pts_game]
Aug17_2000 /1st:沢田,440 /2nd:向井,290 /3rd:山根,235 /4th:浅木*,215 /5th:好宮*,210 /6th:成川*,40 /7th:吉田,0 [basic_rule, 400pts_game, 50min]

Jul22_2000
山根「感想などどうぞ
沢田「うー。所詮Pitだしねえ。で初めての人の感想は?
吉田「(言葉にならない困った感じの笑い)どーゆうゲームなんだろうって感じですが。面白いのか? なんか慌ただしいなって感じがしますけど
沢田「ゲームやってたんですかって感じですか
吉田「だんだんわかってはきたんだけど
沢田「それなりに考えることがなくもないんだが
吉田「長考するほうなんで瞬間的に考えるのがどうも。そんな意地を張るようなゲームでもないんだけどさ
山根「いや意地を張るべし。『お前にだけはこの3枚は渡さん』とか
吉田「でもあの慌ててる状況で『む、奴のは60ptsだからこれは受け取れねえな』とか考えられるのかといわれると
向井「いや充分判断できるよ。慣れれば。
沢田「まあ別に判断しなくたってねえ。面倒ならしなくてもいいよ。で結論としてはパーティゲームとして良くできてる。それ以上のことは、ねえ。
吉田「別にこのゲームには望みませんっていうか
山根「カードの角も丸いし
沢田「カード薄いけど

沢田:順位見たら結局場数の差じゃないの。そーゆーゲームには見えないんだが(Aug17_2000)



Prokonsul, in "Neue Spiele im Alten Rom"

by R.Knizia / publisher: Piatnik
for 3-5 players / 45min.

ローマ属州の総督になってお給金を貰おう、というゲーム。あるいは総督になるのを手伝って賄賂を貰おう、というゲーム。要するに交渉ゲームで、無論最終的に所持金の多いプレイヤーの勝ち。ゲームの基本線としては、毎回どこかの属州で選挙があり、これに対して各プレイヤー、自分の持っている票数カード(配られるカードは全員同条件)から一枚ずつ同時に出す。票数カードが公開されたら交渉開始で、過半数の票数を集めたプレイヤーがとりあえず勝ち。但し総督になってお給金を貰うには、選挙に「二回」勝たなければいけない、という点がゲームの最重要ポイント。つまり誰かがある地域で二回勝って総督になったら、同じ地域で一回勝っただけのプレイヤーの努力は水泡に帰す。この仕掛けによって賄賂の相場が微妙なことになる。あと交渉方式にちょっとした捻りあり。


May3_2002 / 池本* 62 / 浅木* 48 / 沢田* 47 / 山根* 31 / 吉田* 30 [90min]

選挙に二回勝たないとポイントが入らない、というワンアイデアの交渉ゲーム。アイデアがきちんと機能した良いゲームですが、終盤に行くに従って落ち着くべき一点にやっぱり落ち着いていって、大勝負とかどんでん返しとかが無いという、交渉ゲーム一般の欠点は解消されていません。“この手の”交渉ゲームが好きな人なら全然問題ないと思いますけれども。◇黙って演説を聴くという交渉方式は独特の効果があってこれはこれで悪くありませんが、でもやっぱりフリースタイルのが好きだな。(沢田, May3_2002)

手札は七枚くらいに詰めてもっとバッティングを多発させた方が緊迫もすれば難しくもなると思います。五人でこれでは四人だと手札の回転どうでもいいくらいにスカスカなんではないかと。(山根, May3_2002)

手札を少なくするのは賛成。交渉は皆が苦しそうなのであれで良いかと。後は、連続した場所を取れないのならば総督に旨みが大して無いような気がするのは良いのですかね。当然ながら決選投票で負けると立候補代が丸損な訳だし。(浅木, May3_2002)



Puerto Rico

by A.Seyfarth / publisher:Alea(2002)
for 3-5 players / age 12 and older / 90-150min.

植民地経営。畑でとれたいろんな作物を工場で加工し製品にして本国に輸送するゲーム。資金が足りないときは製品を植民地自身に売っても可。さらに各人の植民地の方向性を決める特殊建築物(病院とか商館とか)もあり。必要なこと:「畑作る」「工場(または特殊建造物)立てる」「畑/工場用の奴隷買う」「奴隷にムチをくれて働かせる」「製品を船で本国に輸送する」「地元市場に商品を流す」。これらの行動の順番は自分で勝手には決められず他人の意向が強く関わってくるので、望み通りのタイミングで行動が起こせるように苦労したりとかも。


Mar27.2002 / 好宮*,41 / 吉田*,36 / 沢田*,35 / 向井*,31 / 山根*,27 /150min
May19.2003 / 沢田45 / 吉田42 / 山根36 / 浅木*32 / 池本*16 / 120min

Mar27_2002
向井「慣れれば良いゲーム。その意味でもう一回やりたい
沢田「敢えて出すだけのことはあるゲームだったかな。これドイツで売りに出すのはちょっと勇気が必要だったと思うけど。
吉田「そだねー。さあやろうって言われたときに、『え?』って一歩引かれてしまう可能性がある
向井「なにしろ長いし
沢田「ルール一読しただけじゃなんのことか解らないし
吉田「最初の説明は相当大変
沢田「細かいルールも多いから
好宮「でも説明が終わったときのワクワクした感じはどっから沸いてくるかな、という。大変だけのことはある
沢田「確かに。ただもうちょっとスマートに作れば作れると思うんだけども。でもそれじゃ駄目なのか?
向井「こういう手順を踏むことで面白くなってくっていうことなんでしょう
沢田「そうなんだろうねえ。気にくわない手法ではあるが
吉田「そういう意味では、ドイツ的な美しさは求めていない
沢田「いない。アメリカな発想のゲーム。
吉田「ま完全にアメリカかっつうとそうは言い切れないけど
沢田「(だいぶ間があって)…面白いからなあ…
好宮「考えることがたくさんあって
向井「そう? 考えることはそれほど無いと思う。
吉田「二時間半やっても疲れなかった。ただ最初は考える
向井「最初にどういうふうにするか考えて、あとはその方針でその度にどうすればいいか対処すれば
沢田「それで細かいところでやったとかやられたとか
好宮「そう毎ターン毎ターン、うまくいったにしろいかなかったにしろ、小さい差が生まれる。それが後々まで積み重なって
吉田「まさにプランテーション。細かいことに一喜一憂。ゲームの評価ではどうでもいいことになってる再現性が妙に高い
山根「いや、アメリカのゲームでは再現性は極めて重要
向井「このルールでこれだけの再現性ってのは凄い
吉田「うん。そこまで含めて、良いゲームです。
山根「定番になると言っていいんじゃない?
吉田「ただやはり時間的な長さは否めないが
沢田「とはいえ二時間半だから。ものすごいビッグゲームではない
山根「アメリカ慣れしてると、やや軽めくらい
吉田「そう言う人には『いやこれドイツでしょ』とか言われる
山根「バランス良いよね、って言葉が添えられて。
沢田「プレイアブルだね、と。(ゲームを片づけながら)しっかしこのむやみな駒の多さだけはなんとかならなかったか。


May19.2003
吉田「やはり遊んで間違いのないゲーム。
浅木「面白い。もっかいやりたいと思える。ただ難しい。特に序盤は何も解らなかった。
沢田「一回目だとなんだかわかんないうちに負けるのがこのゲームの場合腹立たしいかもしれない
池本「二回目なら絶対やりかたが直感でわかると思う。
吉田「たしかにそれはある
浅木「そうそう。これは先にとっとかないとまずい、ってのが感覚でわかるようになる
池本「そうすれば僕も学生の少ない大学をわざわざ建てることもなかった。大学使えない。工場にでもしとけばよかった(*)
(*)池本「僕の言い分に耳を傾けていただきたい。僕はプエルトリコという奴隷の街に大学を誘致することにより少しでも彼らの文化的水準の向上に貢献しようと思ったはずだったのだ」◇吉田「思ったはずなのにほんとはそんなことは思っていなかったのか」池本氏の希望により注記。



Quarto!

by B.Muller / publisher: Gigamic, GATC
for 2 players / age 8 and older / 10-20min.

白か黒か、丸か四角か、穴あきか穴なしか、大きいか小さいかと四つの属性を持つ駒を交互に一つずつ並べていき、どれか一つの属性が同じ駒を一列に並べた方の勝ち。但し、どの駒を置くか自分で選ぶことはできない。より具体的には、相手が選んで自分に渡された駒を置く。とにかく盤面を凝視してどこかにリーチがかかっていないか探すゲーム。


Dec10_2000 /winner:山根,3games /loser:向井,1game [Advanced, 20sec_per_move, 5x, 10min(total)]
Dec24_2000 /Winner:山根 /Loser:向井 [Advanced, 20sec_per_move]

Dec10_2000
山根「二年ぶりくらいですが久しぶりに楽しませていただきました。
向井「僕二人用ゲームって基本的に好きなんですけど。カフナとか。それを抜きにしてもこれはいいゲームですね。
沢田「カフナとはどこにも共通点はないけどね。
吉田「しかしこの駒。区別つきづらくないか?
向井「意外なくらいやってて気づかない。そこがまたいい



Ra

by R.Knizia / publisher: Alea
for 3-5 players / age 12 and older / 45-60min.

ゲーム内容については「紹介」で扱っています。


Jun3_2000 /1st:向井,39 /2nd:山根,23 /3rd 吉田,21
Aug17_2000 /1st:山根,44 /2nd:成川*,41 /3rd:浅木,37
Oct29_2000 /1st:吉田 /2nd:向井 /3rd:山根
Oct28_2001 / 池本*,40 / 向井,37 / 吉田,33 / 沢田,29 / 山根,20


Oct28_2001
向井「良いゲームなんだけど、ただやはりRaの本分は三人ゲームだと主張したい
吉田「確かに五人だと少しどたばたしすぎる感はある
沢田「三人だとやりようが色々あって悩めるんだけど、五人だとやりようの無さに悩む
吉田「ただ流されていく、というか、もう一度回ってくるまでに局面が変わりすぎてる
山根「三人だとちゃんと袋叩きにできるんだけど、五人だと関わりのない他人がでてきて
沢田「俺はナイル派じゃねえから関係ないし、とか、俺は一人くじ引きタイムに全てを賭けてるから関係ないし、とか
吉田「綺麗に分かれてライバルが一人二人、みたいになっちゃう
沢田「ところで初ゲームの人はどうでした?
池本「ええと楽しかったっすよ。こういう風に若干のランダム性を持たせつつ、こつこつと積み重ねていくと結構それなりの場所にまではたどり着ける、という感じのゲームが好きなんで。ま運三割のところで勝てたかな、と。引いて何が出るかな、というあたりで。
山根「とは言えこれだけ枚数あれば割と統計的になるとは思いますが

山根(Aug17_2000):Entdeckerと同じでやり方によっては相当つまらなくなるゲームの様に思えるんですが、今のところそういう目にあっておらぬので構わず。ただゲームとゲーム感とで重さに偉い差がありますわな。

向井(Oct29_2000):個人的にはクニツィアの中でもそうとう上位にランクされる作品です。個人的には、色々とごちゃごちゃしてる系(例:エスナプール)は最近特に苦手で、強いて言うなら Ra もその系統なんでしょうけど、そこまでヒドいことにならない気がするのがいいところ。あと、なんだかんだ言って自分の番には「引くかラーか」という、きわめて単純きわまるところがいいですね。かといって深みがないかというとそうでもなく、何人でプレイしてもそれなりに楽しめるようで、そこもいいですね(とこぶしではなぜか「三人ラー」が定着していますが、世間一般では人数多い方が面白いとされているわで)。



Rasende Roboter

by Alex Randolph / publisher: Hans im Glueck
for 2- players / age 10 and older / 30min

早解きパズルゲーム。ロボットをスタート地点からゴール地点まで動かす。但しロボットは、一瞬で自分のいる地点から壁までまっすぐ突き進んでしまうため、途中で曲がることはできない。で、制限時間以内で一番短いルートを見つけた人が得点を得る。それだけなんだけれども、ランダムに構成されるマップが良くできていて、もう少し別の方向から考えればもっと早い道がみつかるかもという気にさせてくれる。あと制限時間の設定もも、「だれかが最初に答えを見つけてから一分間」と少し捻ってあるところも面白い。


Feb19_2000 /1st:沢田,8 /2nd:向井,5 /3rd:山根,3 /4th:吉田,1 /5th:池本*,0 [30min]
Apr22_2000 /1st:山根,11 /2nd:沢田,3 /2nd:池本,3 [30min]
May21_2000 /1st:向井,5 /1st:沢田,5 /3rd:山根,4 /4rd:池本,3 [30min]
Aug9_2000 /1st:沢田,6 /2nd:吉田,5 /3rd:山根,4 /4th:成川,1
Aug18_2000 /1st:山根,12 /2nd:向井,5
Dec23_2001 / 沢田,6 / 向井,5 / 山根,4 / 池本,2 / 浅木,0
Jan12_2002 / 山根,9 / 池本,4 / 好宮,4
Dec23/2002 : 山根9/吉田5/沢田3

Feb19_2000
沢田「努力賞は向井“三十八手”。
山根「補助の三つ全部詰めました。全部同じルートで
山根「美しくないですね
向井「もう一度さっきの考えてみようか(ゲーム盤を組みたて始める)
山根「冷静に考えよう(考え出す)
沢田「初ゲームのかた感想どうぞ
池本「見てるだけで面白い。自分の頭の、 CPU の出来が解る気がする
吉田「このゲームいくらやっても勝てない。あの二人(←山根と向井)のトリッキーな発想にはついていけない
沢田「このゲームは厄介な問題を取れなくても勝てるから
吉田「簡単な問題を反射神経で解くのは君に勝てん。各人の数学能力の質が見える
山根「ここで緑がこうなって(まだ“三十八手”を考えてる)
向井「そこに青を(同上)
池本「そこでUターンしていいなら楽なんだけど(三十八手研究班に加わる)
(その後全員で“三十八手”の問題に取り組み出す。が妙手出ず)

正直ゲームやってる気があまりしません。(山根, Aug9_2000)



Reibach & Co.

by A.Moon & M.Ado / Publisher: FX schmid
for 3-5 players / age 12 and older

手番に、場札からカードを補充するか手札から手元にカードを出すか、合計3行動行う。決算時に、各色のカードについて、最も多くのカードを出しているプレイヤーにポイントが入る。誰がどの色のカードを持っていて、では自分はどの色でならトップを取れるか。暗記と憶測のゲーム。

Sep23_2000 /no record [45min]

どこを切ってもMoon印。結局流れだけで決まるんじゃないの、という疑問が湧きつつそれでもなんとなく不満もなく最後まで漫然と遊べてしまう。騙されてるような気も。(沢田)

 なんか似たようなゲームがあったようななかったようなゲームです。可もなし不可もなし。そこまで面白いとは思わないが決してダメではなくて落としどころもちゃんと用意されており、考える部分もあって、不思議なゲームである。
 いろいろ要素があるのに、それが前面に出ておらず、小さくまとまっている気がする。(向井)

処理汚ぁい。三回の決算(の表現)に(決算カード)十枚使ったり。プレイ感は悪くないですが。(山根)



Renfield

by J.Arnest & E.J.Bojar / publisher: Cheapass Games
for 4-7 players / 20min.

トリックテイキング(ハーツとかナポレオンとかコントラクトブリッジとかそうゆうゲーム)の仕組みを使ったギャンブルゲーム。カードには強さ以外に「虫(数匹)」と「金(数ドル)」とが書かれていて、トリックをとった人は、取ったカード全部に書かれている金を銀行に払って、カードに書かれた数だけ虫を得る。で終わったときに、持っている虫の数が一番少ない(但し一匹以上持っている)プレイヤーが、銀行に溜まった金を総取り。このゲームの油断ならないのは、これ以上続けても損するだけだと思ったプレイヤーはゲームから降りることができる点で、このおかげで廻りのプレイヤーはラッキーな方向にもアンラッキーな方向にも自分の計画が覆されてしまう。


May21_2000 /1st:山根*,+42 /2nd:沢田,+34 /3rd:向井,+6 /4th:池本*,-82 [4x, 30min(total)]

出入勘定はModern Artそのままだというのに何故勝ったんでしょう。一巡に複数赤字人が出るからか。虫の数はあれでバランス取れてるのか。全然掴めないのはつまりじゃんけんだということでしょうか。(山根)

最終トリック、他のプレイヤーが降りたせいで予想もしなかったとこから勝ちを浚われて「嘘…」って呆然とする瞬間が好き。(沢田)

久々にやったら結構面白いゲームでしたね。印象を修正しよう。(向井)

ちょっと雰囲気をつかむのに時間がかかった。たぶんまだつかめてない。どうも、ハーツの要領が抜けてないらしく、スートの強さを決める意味が最後までいまいちの見込めていないでいた。最初のスートの中で一番強いのを出した人が取るっていうハーツのあのノリで行くとひどい目にあうゲームだ。そりゃそうか。(池本)



Samurai

by R.Knizia / publisher:Hans im Glueck
for 2-4 players / age 12 and older / 45min.

ヘクスで区切られた日本列島のあちこちに置いてある三種類の得点駒を、隣接する地区に兵力タイルを配置することで、取り合うゲーム。得点計算に一工夫あるので、三種の駒を独特のバランスで取る必要がある。隣接地区が全てタイルで埋まった時点で、置いたタイルの数値が最も高いプレイヤーの手に駒は渡るのだけど、よほど大きな戦力差がない限り、最後の一枚を置くプレイヤーが高数値のタイルで駒をかっさらうって構造になってるため、いかにタイミングを調節するかがゲームの焦点になる。


Jul22_200 /1st:吉田,4 /2nd:沢田,- /2nd:山根,-
Aug24_2001 / 山根,5 / 吉田,3 / 好宮*, -

Jul22_2000
沢田「で、このゲームは面白いのかどうかということなんですけど
吉田「んー、まー面白いんじゃないのー?
沢田「めっちゃ投げやりな言い方ですな
吉田「キツキツなように見えて案外すぽっと勝ったりとか負けたりとかあるからね。所詮みんな一枚ずつしか置けないからそれ以上のなにかが起きるわけでもないしー
沢田「侍タイルを溜めて仕掛け時を計って攻めるゲームですよね
山根「本来はね。
沢田「それがみなさん私怨に走っちゃったりするのはよくないのではないかと
吉田「それは君だろう。最初から飛ばしてたじゃないか
山根「田舎侍。
吉田「飛ばせば飛ばすほど自分の点数は減ってくやん。で飛ばさなかった残りの一人が相対的に浮くって
沢田「だって飛ばしたほうが面白いしさあ
吉田「三人ゲームなんだから飛ばしたら足引っ張り合いになって残りの一人が得するんだから
沢田「じりじり待つなんて面白くないじゃん
吉田「こっちもじりじり待った覚えはないけどな
沢田「どうなんすかねーこのゲーム、面白いんだか面白くないんだかよくわかんないんだけど
吉田「短いから別にいいんじゃないの
山根「数値のバランスは良いんだけども
沢田「バランスは完全に取れてるんだよねえ
吉田「うわあ面白ーい、っていうシーンはない。一枚一枚順番に置いて取ってるだけで盛り上がりに欠ける
山根「せっかく日本人なのに地域とかで盛り上がったりできないのはなあ
吉田「所詮みんな首都圏の人間だし。それにピックアップされてるのが秋田だし
沢田「バランスはいいんだけどなあ、なんかこう
吉田「バランス取りに終始している気がする
山根「まKniziaだし
吉田「いいんじゃないでしょうか。時間余ってる時とかには
向井(外野)「巧みなゲームなんですけどねえ。日本地図の配置の仕方が巧みでしょう
吉田「入り組んだ湾の使い方とか?
向井「入り組んだ湾もそうだけどさ、どこに置いてもどっかにぶつかるっていう日本の狭さをうまく表現しているし、それでゲームとしても成功している。もう少し盛り上がりはつけてほしかったけど
吉田「最後の最後まで、これで君1点とか延々とやってる
沢田「いいんだけどね。喜びというか楽しみというかそういう感覚に欠けるような
向井「日本では少し人気が高すぎるような気はするけど。やはり箱絵に騙されるのか。



Schweinsgalopp

by H.Meister / publisher: Ravensburger(1992), Abacus(2000)
for 2-5 players / age 6 and older / 20min

色分けされた五匹の豚が競争しております。でもって手元には「ある色の豚を次の空いているマスまで進めるカード」というのが七枚配られているので、手番にはこれを一枚出します。カードを出したことによって、その色の豚がトップに躍り出ることができれば1ポイント獲得。ただし最終の七手番目においてポイント獲得に失敗すると、六手番目までに得たポイントは全て没収。何レースかやって合計点の高い人の勝ち。一応子供向けゲームってことになってるのでルールはこれで全部。ルールの他にこのゲームに必要なものというと、えーと、絶望とか諦念とか。


Dec23/2002: 沢田18/吉田13/池本12*/山根0 [4R game]

Dec23/2002
吉田「僕はおもしろいと思いますよ
沢田「いや僕も好きなんですけど
池本「僕も嫌いじゃないですこーゆうゲーム。
吉田「あとどっちかといえば得意なゲームだと思います
山根「どうしていいのかさっぱりわかんない
沢田「絶版だった時期には自作までしたくらい好きなんですけど、でも子供向けかというと
吉田「全然違う。殆どアブストラクトでしょ?
沢田「確かに豚は関係ない
吉田「豚をこじつけて売ってみました。
沢田「子供に売れそうなので売ってみました。
吉田「要素としてはかなり硬派。
沢田「で最後とか嫌らしいし
池本「でもあんまし頭使わなくてもいい。全く使わない訳ではないけど
沢田「使わないなら使わないでいいよね確かに。ここで勝負、くらいの勢いで。別に誰かを潰そうみたいなことをする訳でなし
吉田「誰の駒とかそういうことがないから気楽に動かせる。まあさっきは配られた手札の都合で僕専用の駒ができてしまったんだけれども
沢田「みんなが無邪気に駒を動かす中で
池本「『いいやこれでー』
吉田「『終わった…』
沢田「一人が『いいやこれでー』とか言うたびに群から離れていく豚が一匹。
吉田「『いいや』じゃ無え! と。
沢田「それがおもしろいんだけどね。
吉田「うん。でも最後にはなんか静かになってしまうような気もする。このゲーム。



Senator, in "Neue Spiele im Alten Rom"

by R.Knizia / publisher: Piatnik(1994)
for 2-3 players / age 10 and older / 10min.

格子状のボードは、内側エリアと外側エリアに分かれている。で、ボードの縁からカードを押し込み押し出し中央に持ち込んでいく、というゲーム。ゲーム終了時に内側エリアに収まっている自分のカードについて値を足し合わせ、合計値の高いプレイヤーの勝利。当然相手プレイヤーのカードを外側エリアに追いやるようにも考えないといけない。


Mar17_2002 / 沢田*,21 / 好宮*,15 / 山根*,11 [10min]

三人でやっても別になあ。山場無し。まして一ゲーム限りでは。二人ゲーム、それも特殊ルール採用による点数のインフレを起こした上で、先攻後攻を入れ替えた二ゲーム一セットで遊ばないと話にならないでしょう。今回は評価保留。(沢田,Mar17_2002)

後手にハンディキャップ付けないと先手必勝。(山根,Mar17_2002)



Shit!

by R.Staupe / publisher: Adlung [1996]
for 2-6 players / age 8 and older / 10-20min.

全員手札からカードを一枚一斉に出して、その数値が場札(あらかじめ山から一枚めくってある)に一番近かった人が得点を独り占め。その際、場札から遠い数字を出しているほど、得られる得点は高くなる。要するに競争入札そのままのシステム。重要なのが手札は出せば出しただけ減っていくことで、補充をするためには、入札時に「今回はパス」という特別なカード(これだけは使っても減らない)を出す必要がある。そのタイミングをどう見計らうかの逡巡を楽しむゲーム。


Nov23_2001 / 山根*,122 / 沢田*,107 / 向井*,88


Nov23_2001
向井「良い、というか、酷いゲーム、というべきか
沢田「こういうゲームは酷くないと駄目でしょ
向井「初期手札四枚つう設定が全て
沢田「五枚でも三枚でも成り立たない。うっかり最初に使っちゃって後で身動きがとれなくなる
向井「んで枚数にばらつきが出て、プレイヤー毎に違うタイミングで稼ぎ所が回ってくる
山根「一枚しか無くなったときのやるせなさが。あーこいつに三十点タダで持ってかれるのか畜生 Shit!
向井「素晴らしいタイトルだ
沢田「作者的にはこのタイトルはちょっとどうかと思ってるみたいだけど(*)
向井「でも "Shit!" しかあり得ないでしょう
山根「バランスとしては四人かな
沢田「でも三人のがいいんじゃない? 一人抜けると一対一っつう無茶な感覚は悪くないと思うんだけど。人数多すぎて地味になるよりはずっと
山根「確かに六人まで行くと五点六点しかとれなさそう。二人は...
沢田「ゲームにならんだろう。三から四。五は...
山根「やってみないとわかんないか
(*)http://www.groupsne.co.jp/htm/htm/yomimono/nikki/game5/game5-13.htm参照。


die Sieben Weisen
by R.Stockhausen / publisher: alea (2002)
for 3-5 players / age 12 and older / 60-90min

ラウンドごとに白組と赤組をつくり、勝利点チップをめぐって「出したカードの合計値が高いほうが勝ち競争」をするゲーム。変わっているのはラウンド開始時に自分の「色」を(持っている手札との兼ね合いで)決めるのだけれど、この色選択は同時に「勝利点チップ獲得の優先権」も決定することになり、つまりチームが勝った場合に「誰がより良い勝利点チップを獲得するのか」ということが定められる。あとは政治交渉のお話で、あいつと組めばこっちのがランク高いから大量勝利点、とか、どうせ勝ってもたいした点にならないから手抜きしよう、とか、手抜きされると困るのでなんとかおだててみよう、とか。


Aug13.2003 / Yoshida*,36 / Yamane*,35 / Asagi*,34 / Sawada*,30 / Mukai*,22 / 150min


Aug13.2003
(ゲーム中)
向井「またこんなゲームを十二歳の子供にやらせようとしてー
吉田「ほんとだ。大人信じなくなるぞ
沢田「十二歳になったらそろそろ大人を信じなくなっているだろうという前提で
吉田「そんな十二歳にそっと寄り添うボードゲーム
向井「これタイルの公平性ってどうなってるの?
沢田「別に公平じゃなくてもいいんじゃないの?
(ゲーム終了)
向井「まったくわからん
沢田「つかれました
吉田「死力を出し尽くした感があります
向井「もうやりたくないです
沢田「当分は見たくもないです
吉田「セミファイナルくらいかなー、と思っていた地点がまだ中入り前だったという。ほんと長かった。頭変になるかと思った。
山根「じっくりと重たかった
浅木「最後の一戦までやるとは思わなかったしなあ
向井「まあ一回やれば充分でしょう
吉田「そうですね。当分ね。
向井「よく出来たゲームだとは思うのですが
沢田「思うのですが。じゃあもう一回やるかと言われると口を噤みがちに
吉田「今はちょっと休ませてくれ、と。
浅木「面白いんだけどねえ
沢田「いや面白いんだよ。相当面白いんだけど。
向井「いいゲームなんだけどねえ
吉田「きつい。
山根「これだけきついと逆にすばらしい。
沢田「そうすか。
向井「まあみんなぐったりするわけだからいいか、という気もする
沢田「もう頭に糖分が回ってないし
吉田「ほんとに。みんなグリコーゲン切れてる。何がよかったのかわるかったのかすら、もう今となっては
向井「どこがキーポイントだったのかよくわからない
吉田「キーポイントしかないくらいの攻防だった。がんがんに殴り合って。
向井「なんか頭痛いんですけどー。酸欠?
山根「いやー、すばらしい。
浅木「すばらしい。堪能しました。
沢田「でももうやらない。
吉田「ここまでのごりごり感はいつ以来だろう。いや我々はこういうゲーム好きな人たちなんだけど、ここまで直接にぶつけられると目を背けたくなる。これ作った人はどんな意図で作ってるんだ?
沢田「こういう意図でしょう。alea製で12歳以上で90分で、これ以外にどんな意図が。
吉田「ちょっとボードゲームに興味があるくらいの慣れてないひとが絵で気に入って遊んでみよう、ってことになったら、そのひと泣くんじゃないか? ボードゲーム止めたりとかまでいくんじゃないだろうか。
沢田「でもどっちかというと新しくボードゲームやりたいという人は、むしろこういう重たいゲーム感を望んでいるんじゃないかという気もする
吉田「ここまでは必要ないだろう。
山根「カタンが温いと言った人にだけ差し出せばいいでしょう。
吉田「12歳の人々に不用意に差し出したりすると人間関係に支障が出たりしないだろうか。



die Siedler von Catan

by K.Teuber / Publisher: Kosmos
for 3-4(6 with ex) players / age 10 and older / 60-75min.

いまさら何をってな具合の、1990年代のゲームを代表する一作。適当な場所に開拓地をつくり、それに隣接した土地からはある一定の割合で資源が出るので、その資源を集めたり他人と交換したりで必要なぶんだけ揃え、それを消費して勢力を広げる。とにかくゲームバランスが神業的で、必ず接戦になりながらそれでも巧拙が最後の最後に勝敗の差となって現れる。


Aug17_2000 /1st:沢田,10 /2nd:吉田,9 /3rd:向井,8 /4th:好宮,7

好宮:俺はやっぱりカタンが一番好きだな。いつやっても面白い。

向井:やっぱ面白いゲームですよ。敢えて褒めちぎった表現をするならば「運と交渉とカードマネジメントの要素が絶妙に絡み合った傑作」です。 なんつーか「何がどう」という表現があんましできません。

沢田:ダイスなんて不安定なものに頼っといて何でこんなうまいバランスになるかなあ?あと道とか都市とか建物たてたりするのってなんか楽しいです。Teuberのゲームはテーマとシステムのすりあわせが上手く行ってるものがとても多い。



die Siedler von Catan, with Historische Szenarien (Alexander der Grosse)

by K.Teuber / publisher:KOSMOS
for 3-4 players / age 10 and older / 90min.

「カタンの開拓者たち」に競りの要素を加えた拡張セット。競りにかけられる対象は、主に開拓地の建設場所。競りに使うのはカタンであるからして当然のように資源カード。競りに出る建設場所は重要な拠点ばかりなので、競り値を決めるのはかなり悩む。降りるか張るかいくら付けるか、現在の状況と常識的な相場とから価値を読む行為は競りゲームそのもの。


Mar15_2000 /1st:沢田*,14 /2nd:山根*,11 /3rd:向井*,9 [60min]

Mar15_2000
沢田「しっかりと良く作ってある手札マネジメントゲーム。まあカタンとは違うな
山根「交渉するだけの余裕が手札に全くないし
向井「んー、でもカタンなんだよ。カタンかと思うと手札マネージメントしなきゃいけなくて、じゃあマネージメントかって割り切るとカタンのルールに邪魔される
沢田「そーかあ? それは君がカタンのルールに邪魔されたからってだけじゃなくて?
向井「そうだって。ま面白いには面白いんだけど、何もカタンでやらんでも。こういう方向のゲームだったらカタンじゃないゲームにすればいいじゃん



Spartacus (Knizia's ROME)

by Reiner Knizia / publisher: Piatnik(1994)
for 3-5 players / 10min

小さい値のカードの方が強い大貧民。誰か一人が上がったら終了で、残ったカードの数字が失点になる。「得点」のルールもあって、自分の出したカードに対して、それよりも強いカードを出す人がいなければ、自分がその巡の「勝者」となり、それまでに場に出たカードを得点として総取りできる。

Aug15/2002 : 山根122*/向井55*/沢田48*/吉田-19* (25min)

何よりも徹底した閉塞感。なまじ遠くまで展開が見通せそうに見えるために、どのカードを出してもデッドエンドにしかならないのではないかという不安がゲームを支配します。 「大貧民系トリックテイキング」というジャンルでは "Tichu" とゆう人気ゲームもあるようですが、スパルタカスも充分に単品で出すに値する傑作なのではないかという気がします。ルール綺麗だし。ただもう数回遊んでみないと最終的な評価は出ないとは思いますが。(沢田、Aug15/2002)



Stephenson's Rocket

by R.Knizia / Publisher: Pegasus
for 2-4 players / age 12 and older / 60min.

鉄道ゲーム。線路が通りそうな土地にビルを建てるか、どこかの鉄道会社の線路を引く。ある路線上に最も多くのビルを建てた人には、その路線が都市に接続する度に収入が入る。他方線路を引いた人は、路線に応じた鉄道会社の株券を得る。株券があると、他人がその会社の線路を引く時、株券を使って敷設方向をねじ曲げられる。基本はそうして線路誘導=利益誘導するゲームで、更に「ある鉄道会社の路線を他の路線にくっつけると、くっつけた路線の会社は強制的に吸収合併され消える」という謎のルールのせいで、自分の利益になる路線を救うべく怪しげな線路敷設が行われ、株券が飛び交う。


Mar15_2000 /1st:向井*,83 /2nd:沢田,71 /3rd:吉田*,65 /4th:山根*,42 [90min]
Jul22_2000 /1st:沢田,87 /2nd:吉田,78 /3rd:山根,72 /4th:向井,26

Jul22_2000
吉田「うーん、なんか。こー。よくわかんないっす
向井「Kniziaの良いとこ悪いとこが両方出たような。作家性の高いゲームってことなんだろうけども
吉田「ちょっとどこかうんざりするような気分を味わわせているように思います
向井「あんまりやりたいて思わないようなゲームだなあ
吉田「いろいろとめんどくさい、このゲーム
沢田「面倒なのは確か。でも面白いんだけどなー
吉田「(苦笑)大好き、ではないな。やってもいいけど
山根「もうちょっとどうにかやりようがあったんじゃないのか
沢田「そーかな。システムはうまいと思うが
吉田「なーんかぐちゃぐちゃしてる
沢田「やることについては綺麗にまとまってるでしょう
吉田「どこに綺麗さを感じるかじゃないの。この終わった盤面を見てもそう言えるか。
向井「ルール自体はまとまってるんだけど、
吉田「得点の要素が多い
沢田「要素ったって全部簡単に憶えられる要素だし
吉田「ま憶えられはするけども
沢田「そーんなに嫌らしいかなー
吉田「嫌らしいってわけでもないんだけど。途中で『あーあ』って気分に。線路がだんだん逃げ場を無くしていくって課程がなんとも異質な雰囲気を醸し出し。


Thor
by R.Knizia / publisher: Amigo(1994), Heidelberger(2002)
for 2-6 players / age 10 and older / 15min

取ったカードの点数を決めるゲーム、とでも言ったら良いか。場札として五色の得点カードが出ており、手番ごとに好きな色のカードを一枚取る。それとは別に、場札と対応する五色それぞれ零から五までの数字カードがシャッフルされて手札として配られており、これを手番ごとに一枚ずつ出していく。この出したカードの数字が、その色の得点カード一枚あたりの得点として採用される。一色六枚の数字カードが全部出た時点でゲーム終了となるのだが、各人の得た得点カードによる得点は、各色それぞれ「最後に」出された数字カードによって決定される。というわけで、いつ終わるのか、終わる直前に得点が大幅に変わったりしないか常に恐れながらのゲームとなる。「Flinke Pinke」のリメイク。


Aug13.2003 / Yamane*,74 / Yoshida*,68 / Sawada,63 / (3games, Basic Quandary Rule)
Aug13.2003 / Yoshida,17 / Mukai*,8 / Sawada,7 / Yamane,3 (Basic Quandary Rule)


Aug13.2003
(さんざん喋ったあとで)
沢田「えーと、では、結局ゲームとしてどうでしょうみなさま
山根「またクニーツィアかー!
沢田「だってねえ。
吉田「やー、凄いねー
沢田「ひどいよねえ
山根「張り倒してやりたい
吉田「とりあえず確かに勝ち方は解らない。
沢田「ほんとわかんない。
吉田「ただ、最近こういうゲームやるのが心理的に楽になってきた気はする。
沢田「そうですかあ?
吉田「なんか慣れてきた。
山根「『どーせこいつら俺の嫌がることしかしねえ訳だし』
吉田「そうそう。ある程度諦めがつくというか、潔さが大事というか。
山根「『どーせ駄目に決まってるしー』
吉田「まあ駄目なら駄目でしょうがないと
沢田「ところでこのゲームはどーゆうゲームなんでしょうか
吉田「コンセプトは解らない
沢田「コンセプトはまあわかんなくてもいいんだけど、何をするとどうなるゲームなのかが解らない
吉田「とりあえず最初の引きはある程度重要
山根「そーでもないでしょう
吉田「手札偏ってると、ほかの色が運任せになっちゃうんで
山根「いやいや運任せではないでしょう
吉田「読むの?
山根「読むの。
吉田「まじすか?
山根「読める読める。
吉田「僕は運任せだと思います。
山根「いつ終わるかを読む。
吉田「っつても一対一でやってることじゃないしなー。一個ずれると五点が零点に変わっちゃうわけで。
山根「とりあえず二枚取ってるやつがいたら相乗りすると
吉田「そりゃそうなんだけどね
沢田「で、結局感想としては
山根「口が裂けても手放しでは誉めたくないです
吉田「『またまたー』
沢田「『こーゆーことばっかり考えてるんですか?』とか。
山根「『ほかに作れるゲームはないんですか?』くらいは。 (四人で再戦して)
吉田「いやー
沢田「なんというか
山根「四人となるといよいよ悲惨だ
向井「ほんとこんなことしか考えつかないんだろうか



Titus

by U.Rosenberg / publisher: Adlung[2000]
for 2-4 players / age 10 and older / 20-30min

山札から手番に一枚ずつ数字カードを引き、引いたカードで4枚連番の組(4-5-6-7とか)を作るゲーム。山札の代わりに、まだ連番になっていない他人の場札を奪う(奪われた側は山札から補充)事もできる。表になっている場札を奪えるなら簡単に連番ができてゲームにならないと思いきや、カードには表も裏もそれぞれ違う数字が書かれており(必ず1つ違いか2つ違い)、カードを奪う時は表裏をひっくり返さないといけない。「ええと奴の7はあっちから奪って失敗したカードだから、裏は8だったはず。あれ9だっけか。9かな。ならむしろまだ裏返されてないあそこの6に賭けてみようか」という記憶力(+運)の勝負。


Mar26_2001: 1st沢田*41 / 1st吉田*41 / 3rd成川*17 / 4th山根*14 / 5th向井*13 [30min]

[最大人数が4人のところ5人で遊んでいるので、感想はカットします。とりあえず適正人数で遊んで面白いかつまらないかは別として、5人で遊ぶのは「まあ止めておけ」というのがプレイヤーの一致した見解です。あとカードの絵がすごく評判悪かったなあ]



TORRES

by Kramer&Kiesling / publisher: FX
for 2-4 players / age 12 and older / 60min.

みんなで協力して8つある城を広くなるように建て増ししていき、適当なタイミングで他人を押しのけてその城の一番見晴らしがいい部屋を占拠するゲーム。具体的には、「自分がいる城の広さ」×「自分が占拠している部屋の階数」が得点になる。とにかく国が狭いので、自分が目星をつけた城を広げると、よその城の発展を確実に阻害することになり、利害対立が激しくてさあ大変。さらになにしろ国が狭いから、自分の住んでる城が広くなるとすぐ余所から他人が引っ越してきて乗っ取ってくれるし。というわけで協力と対立が微妙なバランスで織りなされるゲーム。同作者のTikalを洗練させた感じ。


Feb19_2000 /1st:吉田*,276 /2nd:沢田*,275 /3rd:池本*,245 /4th:山根*,221 [120min]
Sep24_2000 /1st:沢田,231 /2nd:池本,227 /3rd:鈴木*,200 />4th:山根,199 [90sec_per_move, 60min]
Jan12_2002 / 好宮*,229 / 池本,217 / 山根,215
Aug15/2002 : 山根219/沢田203/向井200/吉田197

Feb19_2000
池本「熱いゲームだった
吉田「疲れた。このゲーム熱くて暗いって絶対
山根「ラス前の青(吉田)の動きさえ無ければ最下位は無かったんだが
吉田「カードは序盤から買っていい。一フェイズ目から使える。
沢田「買っていい。序盤で買った方がいい
吉田「熱いけど、疲れるから遊ぶ機会は少ないかも
沢田「結局二時間?
向井「(説明役として観戦)だから君らは考えすぎ。
沢田「だって面白いしぃ
向井「あの和気藹々とした TORRES はどこへ行ってしまったんだ(←別のところで一度遊んでいる)
沢田「できないって和気藹々となんか。誰が和やかにやるんだこんなゲーム
吉田「ゲームスタイルが露骨に出た
向井「暗い情念がこんなに溢れるとは
吉田「このゲームは勝負よりどれだけベストを尽くせるかって感じのところはある。

当然のように面白くはあるけれども、このゲームに対して批判があるのもわかる。アンチクライマックスが起きる可能性がちょっと高すぎる感じ。あと時間制限用時計必須。(沢田,Sep24_2000)



Traumfabrik

by R.Knizia / publisher: Hasbro Deuschland
for 2-5 players / age 12 and older / 45min.

与えられた数本の脚本に対して、必要な監督とか俳優とかを競り落とすことで映画を完成させ、一定時間内に完成できた映画の総価値を競う。映画の価値は、監督とか各要素にそれぞれ付けられたランクの総和で決まる。あとは屑映画賞だか最初に作ったで賞だかのボーナスとか。ヘンリー・フォンダやジミー・スチュワートなどの実在名優に対して平気でランク2とかランク1とか付ける大変バチあたりなゲーム。なおTraumfabrikの題は初版限定で、二版からはFabrik der Traumeと名前が変わり、俳優とか監督とかの固有名詞も無くなる模様。


Dec10_2000 /1st:吉田*,59 /2nd:向井*,57 /3rd:沢田*,56 /4th:山根*,50 /5th:浅木*,49 [60min]

Dec10_2000
山根「(笑いながら)いやあ酷いゲームでした
吉田「面白い。ただ勝負を突き詰めていけるようなゲームなのかってえと
沢田「そういう感じはしないっすねえ
山根「そんなこと無理です。
沢田「ゴールデンラズベリー賞獲得に燃えるゲームです
向井「ヒッチコックにマリリンモンロー主演の映画を撮らせるゲームです
吉田「つうか女優だけ三人先にキャスティングして後はエージェント任せでいいやとかそうゆう愛のない映画作りは止めなさい。日本のドラマじゃないんだから
向井「(笑いつつ)えー、だってさぁ
浅木「勝敗よりも勝手に趣味で楽しむゲームでしょう。あと友人接待用ゲームといった感じ
吉田「ああ、接待。たしかにそうかも。ところでこのゲームを映画好きがやったら怒るんじゃないか
浅木「笑えるんじゃない?
沢田「Knizia作にしては珍しいよねこういうゲームは
吉田「まず先にテーマがありきっていう
山根「どこがKniziaだこの馬鹿ゲーが
向井「きっと映画が好きだったんだよ
浅木「それにしちゃ無茶な…
吉田「映画なんかこれっぽっちも愛してないようなシステムが光る
沢田「ま、軽くさっくりと楽しんでお終い。みたいなゲームでしたね
向井「忘れた頃にまたやると面白がれるんじゃないでしょうか



U.S. Patent No.1

by J.Ernest, F.Goettsch / publisher: cheapass(2001)
for 3-6 players / 90min.

あっちこっちからパーツ(攻撃・守備・移動・パーツ駆動電力源)を四つ集めて最後にゴールを目指すすごろくゲーム。パーツが四つ揃ってないとゴールとは見なされないので、パーツが揃いそうなプレイヤーに攻撃をかけてパーツ破壊などを行ってみたり。あとテーマが「タイムマシンの特許申請」なので、ゴールについたプレイヤーは特許申請のあいだ待機せねばならず(待機時間はサイコロで決める。ダイスの出目×1手番)、その間に他プレイヤーの猛攻を受けることになります。要は泥仕合。


Mar27_2002 / 好宮*,win / 向井*,lose / 山根*,lose / 吉田*,lose [60min]

Mar27_2002
山根「最初に言ったとおり待機時間決定ダイスで1振った奴が勝ちました
好宮「ダイス目っすねダイス目!
吉田「結果としては間違いなくそうだね。
沢田「カード引きのほうは?
好宮「あ、カードの方も非常によかったね。そろいが非常に早かった
吉田「つかこのゲームは限りなく運ゲーですよ
好宮「そだね。運ゲーだった。能力なんか別にどうでも。判断の良さは問われない
向井「まあ、おもしろかった、よ?
好宮「やってることのシュールさとかがね。コンセプトゲーというやつか。
沢田(外野)「『面白い』よか『楽しい』てこと?
吉田「あー、そうだね。うん。楽しかったよ。ルールさえ押さえちゃえばそれこそ初心者のかたにお勧めという感じ
山根「盛り上がるけど、『遊んでる』とは違うでしょ
好宮「勝手に回されてる感じ
向井「システムがそんな練られてるわけでもないし
沢田「まあ楽しかったのなら良かったではないですか
吉田「充分でしょ。これ千円?
向井「千か千五百か
吉田「それならもうね。設定のセンスも良いし
向井「コンセプトの勝利と言うことで。それ以上のことは別にどうでも。



Vabanque

by B.Faidutti, L.Colovini / publisher: Winning Moves
for 3-6 players / age 12 and older / 30min.

複数あるテーブルに適当に掛け金を積み上げ、その後で各自好きなテーブル(但し選択には制限あり)に移動する。何もなければ、それぞれ着いたテーブルにあるだけの金を得られるのだが、それだけじゃ面白くないと言うので全員が「いかさまカード」「掛け金二倍カード」というものを持っており、プレイヤーがテーブルに着く前の段階で、これらのカードを好きなテーブルに、裏を向けて仕掛けておく。テーブル移動時に「きっとこのカードは『掛け金二倍』に違いない」と信じて着席すると、案の定仕掛けられたカードは「いかさまカード」で、自分が貰える筈のアガリは全部いかさまを仕掛けたプレイヤーに奪われてしまうのでした。そういうゲーム。


Jun23_2002 / mukai* 825 / yamane* 430 / sawada 370 / yoshida* 350 [60min]

Jun23_2002
山根「良いじゃないですか
沢田「良いっすよ。最近ではかなり良いほうに入るんじゃないかな
山根「四人ゲームだと何というかまだまだですが
向井「やっぱり人数が多い方が面白いよねえ
吉田「でも一方で人数が多いとどうしようもなくなるという懸念も
山根「いやいや多くてこそでしょう
吉田「いや『どうしようもない』というのは『しょうもない』という
沢田「いやいや一発が狙える
吉田「一発しかないじゃん
沢田「それでも『ある』ことが大事なんだよ
向井「バランスが良いよね。最終ラウンドでなんとか巻き返せる程度の差には落ち着くというのが
沢田「個人的にはちょっと最終ラウンドでひっくり返りすぎな気がしてて、だからプレイ順はその時点でのトップに有利なようにしたほうがいいとは思うんだけど
向井「第一・第二ラウンドとか何だったんだろうね。ただ最終ラウンドは現行のままのルールにしないと巻き返しが辛くなると思うけど。で、最終ラウンドだけ順番変えると処理が汚いでしょう。そう考えるとこのルールでいいのかなと。
沢田「それは確かにそうかも。あとは、このゲームの良いところというと時間が短くて済むところ。一時間で終わるし。さすがに三十分では終わらないけど四十五分くらいあれば充分。
山根「いや長考しだしたら二時間半とか
沢田「でもいくら考えてもギャンブルゲームだからなあ
向井「じゃんけんと一緒で最終的には堂々巡りにならざるを得ない。ところでこれはどういうギャンブルなんだろう
沢田「こういうギャンブルなんじゃないの
吉田「特定のギャンブルを模倣してるんじゃなくて、駆け引きの抽象的な部分を表現しているとか



Vernissarge

by K.Teuber / publisher: TM
for 3-5 players / age 12 and older / 60min

現代美術を転がして儲けるゲーム。出てくる作家は5人で、各々評価0からスタート。手番プレイヤーは[+3]とか[-5]とか書かれたチップを一枚選び、好きな作家の前に置く。すると作家の評価が動く(気にくわないプレイヤーはチップ撤去を求めて手番プレイヤーと戦闘できる。なおこの戦いに負けたら後述するカードを使うまで、その作家にチップ関連で関与できない)。それが終わったら手番プレイヤーはカードを一枚義務として買う。カードの中身は作家の作品か、チップ設置権復活カードか、戦闘時の戦力増強カードか、評価を-5するカード。ゲーム終了時に、作家の評価に応じて買った作品の売却価格が決定(評価が-4から-9までなら5万とかそんな感じ)、絵を売却して所持金の一番多い人の勝ち。


Feb25_2001 / 向井*100 / 山根*96 / 吉田*66 / 沢田* 42 [90min]

Feb25_2001
吉田「(さわやかに)ダイス目ですね!(注1)
沢田「そうかなー? わたしダイスはかなり勝ってたんですけど。七割以上っすよ勝率。
吉田「僕一番大事なところで二回負けてるんよ
山根「いやダイスなんかより流れを見る方がよっぽど重要
吉田「いやダイス負けたらどうしようもない
沢田「ダイス勝ったのにわたしベッタだし
山根「私ダイスなんか当てにしてないし
向井「んー。確かにダイスだけじゃないか。このゲームさ、自分の手番がもう一度回ってくるまでかなり遠いじゃない。だから他のプレイヤーといかに組めるかっていうところの方が
吉田「人に全部やってもらうゲームなんだよなあ
沢田「単純な話、三対一じゃ勝てません
向井「自分以外に育ててくれる人がいれば勝てる。いないと勝てない
沢田「絵を買っても算段がとれないと損になるだけだし。金払えば良いことがあるとは限らなくて、金払ってさらなるリスクを背負うことに
吉田「今回はみんな先走って高いカード買っていったけど(注2)、このゲームって慣れると場が沈静化していくんじゃないか? 加速度的にゲームとしてつまんない方向へ向かっていきそうな気が
山根「いや真っ先に高額のカード山覗いてイニシアチブ取ればうまくいく
吉田「他の人が同調したからうまくいっただけじゃない? 他の人に無視されたらきついんじゃないかな
向井「他には、意外にカード記憶のゲームなんだなあと。最初は憶えきれないかなと思っていたんだけど
吉田「憶えられるねえ余裕で。その意味でも場慣れすると面白くなくなりそう
沢田「そういえば、話戻すけどダイス勝負には勝ったはいいがパワーカードは結局全然役に立ってなかったなあ。それに比べて批評家カード(注3)強すぎ
山根「強い。買いだめると強い
向井「くっつけて-5、でどっか追いやってまた戻ってきたらさらに-5というのが
山根「自分が場の過半数押さえてる自信さえあれば実に使える
向井「とりあえず一枚は確保?
山根「いや一枚じゃ全く無意味。
沢田「どっか付けて、戻ってきて、その後また追いやるとこまでアクションがとれないと意味がないから
吉田「それができないんだったら手を出さないってことですか
沢田「とはいえ批評家がないと場が予測できないから
向井「批評家は問答無用ってのが。反論無用で-5だから。
山根「-5ってバランスは正しいでしょ
沢田「良いんじゃない? 平気で+17とかあるゲームだし(注4)
山根「結局最終的には+5から-5前後に全部の画家が収まるようにできてるんじゃない?
沢田「いやあ、それは無いでしょ。振れ幅が振れ幅だし。+17とか-9とか
吉田「道中苦しみが多いゲームだなあ
向井「そう?そんな苦しみって感じは受けないけど。しかしTeuberなゲームだ。同じテーマならModern Art(R.Knizia / Mayfair)のほうがキレがあって好きだけど
吉田「苦しみがないなんて勝ったから言えるんだって。逆転しにくいし
山根「絵を押さえられたらね
吉田「終盤になればなるほどあからさまになっていって、それはまあ当然そうなんだけど、それでああ負けていく負けていくってのが
向井「負けていくのが目に見えて明らかになってどうしようもない
吉田「序盤がゲーム全体にきつくのしかかるって意味では、Modern ArtなんかよりずっとTycoon(W.Kramer&H.R.Roesner / Jumbo)のほうに近い。まあTycoonよりはそのへんはましだけども
山根「確かにTycoon。要素はあれより少ないが
向井「Modern Artよりは感じはいいんだけどなあ。でも面白くはないかも
(注1)チップ撤去をめぐる戦闘はダイスで行われる。要するにダイス二つ振った合計が高いほうの勝ち。パワーカード(戦闘時の戦力増強カード)を一枚持っているにつき出目+1。パワーカードは使っても無くならない。
(注2)カードは単純に決まった金額を払って山から引くのではなく、価格2万の山から価格8万の山までカード山が7つあり、示された金額を払うとその山のカードの中身を全部見て、好きな一枚を持っていくことができる。なお、山札の中身は値段に関係なく完全にランダム。
(注3)任意の作家を一人選び(但しチップ設置権を失っていない作家しか選べない)、そいつに批評家という名前の貧乏神をなすりつけるカード。貧乏神がついた瞬間に-5、以降その作家に置かれるチップは全て額面が-5される。つまり+2のチップが-3に化ける。批評家カードを使って批評家を別の作家になすりつけるまで離れない。
(注4)面倒なので詳しい説明は省くが、ある特定の条件を満たすと、チップの額面に加えて+12または+6のボーナスが作家に与えられる。目安として、評価が5つ6つ動くと絵の価値が5万変わる。



Verraeter

by M-A.C.Merkle / publisher: Adlung spiele
for 3-4 players / age 12 and older / 45-60min.

ゲーム内容は「紹介」で扱っています。


May21_2000 /1st:沢田,27 /2nd:山根,19 /3rd:池本*,18 /4th:向井,17 [60min]
Jul22_2000 /1st:吉田,28 /2nd:沢田,23 /2nd:山根,23 /4th:向井,11
Aug9_2000 /1st:好宮*,23 /2nd:沢田,21 /3rd:山根,20 /4th:浅木*,13 [30min]

欠点は結構あるゲームなんだけどね。終盤でトップがひっくり返りづらいとか、特定のアクションカードはいつでも強いとか。でも気にしません。このゲームの疑心暗鬼ぶりはちょっと替えが効かないし。(沢田)

このゲームは五人用に調整するのが筋だと思います。四人だと目星が付きやすい上に2-2と3-1しかないので。裏切られる楽しみはあるけども裏切る喜びがどうも。つまり下手なのか。嫌いじゃありませんが。(山根)

あつい。このゲームこそあつい。ぜひもう一度やりたいね。◇手ごろな時間で思い切り駆け引きが楽しめる。◇黙秘性が高いように思われるので、孤独に楽しむことが好きな傾向にある僕としては歓迎すべきゲームだ。 (池本)



VINCI

by Philippe Keyaerts / publisher: Eurogames-Descartes
for 3-6 players / age 14 and older / 120min.

文明興亡ゲーム。目星をつけた文明だか国だかを買い取って、他の国(文明)を侵略し、自分の国が他の国に叩かれてちょっと陰ってきたら、その文明を廃棄して別の文明を買い取ってまた同じことをする。でその侵略のシステムは、与えられた数の駒を、侵略したい地域に、すでにその地域に置かれている他の勢力の駒よりも多く配置するだけ。文明興亡のいかにも重たそうなイメージを裏切る軽薄で楽しげなシステムと、各文明の無体な特殊能力とが特徴。


May7_2000 /1st:山根* /2nd:浅木* /3rd:池本* /4th:向井* /5th:沢田* [72pts_game, 90min]

見た目は異常に重そうですが、なかなか軽口で楽しい作品。プレイ時間が長いのがやや難点ですが、もう一度はやりたいですねぇ。(向井)

横暴な文明タイルで本当にバランスとってるのかどうか怪しいのにゲームは回ってるという嘗て日本でも見られた(銀河帝国の興亡とかの頃)大らかさがドイツゲーで頭の隅まで入り込んだ記号の渦から救ってくれますが洗練度は妙に高い。多分とこぶしではEntdecker的な位置付けになるのではないでしょうか。ただ購入者は説明できる程度にルールを把握しておくのが義務かと。(山根)

1つの文明が頭打ちになるのが早するような気がするのですが、己らが何なのかも良く分からんし。とはいえ、気軽にできる所は良いかと(あまり深く考える必要は無いようだし)。(浅木)

ちゃんと種族特殊効果の強さについて理解しておかないとゲームにならないのはマイナスだけど、これくらい単純化してあるならそれくらいは許容範囲としてもいいか。一見ヒストリカルに見えながらゲーム優先でテーマがどこかに飛んじゃってるあたり欧州風。(沢田)



Way Out West

by M.Wallace / publisher: warfrog(2000)
for 3-5 players / age 13 and older / 90-120min.

西部のあちこちの町でお金を出して、牛を飼ったりホテルやら銀行やらを建てたりして、次の建物を買うための収入なども得つつ勝利点を稼いでいきましょう、というゲーム。そして他人の牛やホテルや建物を横取りしたり横取りから自分の所有物を防衛したりするために雇われるはカウボーイの皆様。利害が対立したら一瞬にして闘争開始、サイコロの振り合いによってあたら若い命を派手に散らしてくださいます。まあカウボーイは安いですから。


Sep8/2002 : 山根30*/吉田23*/沢田19* (120min)

ルール読んだ時点では間違いなく糞であろうと踏んでいたので(だって「所有カウボーイの人数分だけサイコロ振って、一定の出目がでたサイコロ一個ごとに相手側カウボーイを一人殺せる」とか「銀行強盗成功時の収入は3D6」とか、2000年発売のゲームのルールで見かけることになるとは思わなかったんですもの)、意外にもそれなりに面白いゲームだったことには驚きました。もちろん最終的にはダイスの目でガンマンが殺し合うということなんですが、それまでの過程ではそこそこ協力したほうが点数的には高くなる(でも裏切る誘因は山ほど)ということ、あと行えるアクションの数に制限があるので、ダイスさえ強ければとは言い切れず、いや弱いと話にならないんですけど、ともかくダイスによるリスクを考慮した上でやりたい行動と残り手番数の関係をきちんと意識しなければいけないあたり、なかなか考えて設計してあるなと思いました。これでゲーム時間が半分だったら大傑作になれたはずなんですけどね。惜しい。(Sep8、沢田)



Witch Trial

by J.Ernest / publisher: Cheapass [2001]
for 3-7 players / 40min

米国でも魔女裁判。米国なので弁護士が$を求めやってくる。プレイヤーは弁護士になり、手番に「場からカード補充」「手札と場札とで人物カードと容疑カードのペアを作る事により、その人物を告発する」「告発されてる人物の弁護を引き受ける」のうち一つを行う。告発者と弁護人が揃うとその二人で裁判開始。溜めた手札を消費して陪審員を自陣営に引き込む。無論勝った方が大量の報奨金を独占するのだが、実は最終的な判決にはダイスによる乱数要素も関わってくるので、弁護士としては乱数に振り回される前に示談で自分の分け前を確定させておきたく、従って今日も法廷では報奨金の分配について「七対三でどう?」「六対四にならない?」と醜い司法取引が。


Aug13_2001 / 向井*,440 / 吉田*,395 / 好宮*,365 / 沢田*,360 / 山根*,195 [90min]
Jan12_2002 / 吉田,445 / 池本*,430 / 好宮,360 / 山根,315


Aug13_2001
好宮「面白い
沢田「ルール読んだだけの段階では詰まんなそうにも見えたんだけど
山根「何を寝惚けたことを。こんなもん外箱見た瞬間に当たりって解るでしょ
吉田「そりゃ確かに外箱とかカードの絵とかは格好良いけど
好宮「(笑いだす)いやこの絵は実に素晴らしい
向井「この判事っぽい絵、そしてこの魔女っぽい風味を全面に押し出した絵。でもほんとは何の関係もない(注1)
吉田「パッケージの作りとかセンスがあって、一瞬 Cheapass 製だと思わなかった。いや Cheapass にセンスが無いって言ってるんじゃなくて
沢田「確かに他のゲームのいかにもな Cheapass 的センスとは少し違う。ま外箱はともかくとして。
好宮「ゲームのペースがゆったりしててで落ち着いて考えられるのが良いね
沢田「急かされる感じはないよね。その割に長さは感じないというのもまた。いつのまにか終盤になっていて、『もう終わり?』
吉田「待っている時間が退屈じゃないから
好宮「横で『ここは勝負』とか『いや示談で』とか適当なこと言ってて
吉田「要するにそのへんのノリが馬鹿だから
向井「馬鹿で全部片づきますか。
吉田「ゲームの隙間が全部馬鹿で埋められてる。でも馬鹿を主眼には置いてなくて、あくまで刺身のツマとしての馬鹿。
向井「終盤は誰も魔女裁判ジョークとか口にしないしね
好宮「終わりが見えてくると急に真面目に計算し出すから、それがまた前半の馬鹿馬鹿しさを際立たせる
向井「まあ真面目な計算はするけど、それが真面目な裁判になるかといわれればならないんだが
山根「だってー、金儲けゲームなんでであって裁判ゲームじゃないんでしょー?
好宮「これは魔女裁判の馬鹿らしさを教訓的に伝えようとしているゲームなのでしょうかー
沢田「 Cheapass 社製品に限ってそれは無いでしょう
吉田「でゲームバランスに関して言えば、とにかく証拠カード(注2)が強い。人物(注3)カードと違って揺るがないし
一同「強いよねえ
沢田「特殊行動系(注4)にはキャンセルカードが効いちゃうし
向井「容疑カード(注5)は水物だしさあ
好宮「自殺容疑だったのがいつの間にかマナー悪い容疑にすり替わってるのね
吉田「でもって自分の番に告発できるかどうかは運でしょう。順位が低いのに場には告発できるカードが皆無、ってなると本当にきつい。一度落ちると打破しにくい
沢田「全体的にバランスとか適当な作りではあるんだけども
山根「それでも問題なくゲームが回ってる
好宮「ダイスで判決決めるとことか理不尽に感じないこともないけど(注6)
吉田「でもダイスの目に寄りかかる気にはとてもなれないからね。
向井「振ればそれなりに順当な結果になりはするんだけど、でも番狂わせが怖くてダイス振れない
吉田「ダイス振るの嫌だから検察側は無理してカード使って安全な位置まで持っていく。無理すればできるからそういうことは。ただそれやると後に傷が残る
向井「検察側と弁護側で潰し合って外野のプレイヤーばかりが得になって
吉田「だいたい本来ならダイスをゲームのこんな大事なところに持ち込んでくるなんてデザインとして考え物なのに、
向井「それを平気で使ってくるところがうまい。あえてダイスを持ってくることで、プレイヤーに躊躇いを感じさせるんだよね。ダイス振るくらいなら示談に応じようかっていう
沢田「これだけ適当なシステムとか大量のデータとかが全部良い方向に働いてるゲームがあるとなると、こういうのも悪くないとか騙されそうになっちゃうなー
向井「アメリカ系のデザイン、かつ小粋な感じ
吉田「ほんと素晴らしい。傑作だってこのゲームは
向井「 Modern Art とかと並ぶくらいのスタンダードになるかもしれない
好宮「プレイヤー人数的にはどれくらいがベストなの?
沢田「表示では三人から七人になってるけど
山根「三人じゃきついでしょう
向井「六人だとちょっと待ち時間が長すぎると思う。もともとゆっくりしたゲームだから
吉田「あと六人だと絶対シビアになる。動きようのないプレイヤーも出てくるだろうし
向井「四人なら問題ないな。四人か五人でなら何度でも遊べるでしょう
注1:絵はアメリカの有名な、1944年没のイラストレーターのもの。要するに著作権が切れた図画を勝手に使っている。
注2:裁判でのみ使えるカードの一。書かれている数字だけ「有罪」側の陪審員の数が上下する。概ね+3から-3の間でたまに4とか6とか。なお陪審員は全部で12人。
注3:裁判にかけられてしまう人物カードだが、裁判中にも証人として使用できる。証拠カードとほぼ同様の効果を持つが、証拠カードと違い、一定の確率で無効になる。
注4:裁判でのみ使えるカードの一。文字通り特殊効果。えらく強いものもあるが、キャンセルカード(これも裁判でのみ使えるカードのひとつ)で無効化される場合が多い。
注5:告発用のカードだが、裁判中にも使用できる。要するに容疑をすり替えて陪審員の印象を変える。どうでもいい容疑から重大な容疑にすり替えたり、あるいはその逆でも。
注6:具体的には、判決時にダイスを二つ振り、有罪側陪審員の数にダイスの目を足す。で合計値が12以上なら有罪判決。それ未満なら無罪判決。


伝説のかけら -Saga-
by S.Nakamura / publisher: 遊宝洞(2003)
for 3-6 players / 30-60min

手番に手札を出したり山からカードを引いたりして、なるべく早く手札の枚数を零に減らすか合計点を20点以上に増やすかするゲーム。付帯効果がなければごくシンプルな手札消費ゲームに過ぎないので、要するにゲームの主旨としては付帯効果の連鎖を楽しもうということになる。なお、特に伝説のかけらを集めたりはしない。


Aug13.2003 / Yamane*,52 / Mukai*,51 / Sawada*,37 / Asagi*,16


Aug13.2003
向井「思ったよりはずっと面白いゲームだった
山根「こんだけ無茶苦茶でどうしてちゃんと回るんでしょう
外野「過激なカードでバランス取るというのはいかにもM:TGプレイヤーのやりかたですね。過激にすればするほどバランス取れるとか言い出しそう
山根「まともなカードを一切排除している
向井「いやここにまともなカードが(「市民:1点、次の手番も自分」を指し示す)
沢田「いやぜんぜんそれまともなカードじゃないし。
浅木「むしろまともなのは『貴族』でしょう(「貴族:3点。特殊効果なし」)
沢田「ただ処理に困るカードでもある
山根「大きいカードだから。
外野「評価はどうなの?
向井「や、いいゲームですよ。
山根「国産ゲームでこれだけやれれば充分でしょ
外野「その『国産』つう括りは止めれ。
沢田「まあ悪くはないんじゃないの。僕はそれほど高くは買わないけど。とりあえず、最低二巡は回るシステムにしてほしかったなー。
向井「全体的に運が勝ち気味とはいえ、面白いと思うけど。ちょっと短いのは確かだねー
沢田「二人目で終了っつうのはどうかと。
浅木「そうねえ。でもそれはしょうがないんじゃないの?
沢田「腹立たない?
浅木「短いから。短いからこそ許されるシステムではある。
沢田「基本的にすぐ終わっちゃうゲーム。まあ軽く遊ぶと。
浅木「あ、でもカード集めるということに関するリスクは高すぎるかも
向井「あ、それは思った。もーちょっとボーナス増やしてほしい。
浅木「カード集めてゴールした場合、ほかの人もおおむねプラスで終わると思うんだけど、ほかの人にカード使い切ってゴールされると、こっちとしては大損害。そこだけなんとかしてほしい。まあそれ以外はいいんじゃないですかねタイトルを除けば。
(なぜかここから全員のスイッチが切り替わってしまい、タイトル・グラフィックデザイン・フレーバーテキストに対する酷評がスタートしてしまったので後略)



トレインレイダー

by 刈谷圭司, 安田均 / publisher: やのまん
for 3-6 players / age 12 and older / 60-180min.

線路を都市から都市に引いて、その線路を使って物運び双六競争をするゲーム。自分の引いた線路を使うと移動にボーナスが付く(当然か)。ゲームの特長は、なぜかその物運びをする列車に車載砲がついていて、他のプレイヤーの列車を撃墜したりできるところ。こう書くとCheapass Games的なノリに聞こえるけど、実際にはこの特長は本来の双六競争をぶち壊しにしない程度の穏健な範囲に抑えられている。


Mar16_2000 /1st:山根,75 /2nd:沢田,74 /3rd:向井,61 [120min]

Mar16_2000
沢田「あのカードのおかげでまともな勝負させてもらったのにこういうこと言うのは何だけど、やっぱり『伝説のトレインレイダー』とかあのへんのイベントカードはよくないと思う
山根「あれは酷いって
向井「別に大都市化のイベントだけで構わないと思うんだけどなあ
山根「ん?もっと変なイベント入れなきゃあ。ヨーロッパで戦争勃発とか
沢田「大都市化だけでいいって
向井「あと全体的にルールが解りづらい。この場合はこうとかあの場合はこうとか、一部の場面でしか使わないルールがやたら多い
沢田「プレイアビリティが低いのはねー
山根「まあゲーム自体はね。悪くないけど
沢田「悪いってほどではないんだけどね。
向井「いいってわざわざ声を出して言うほどのものでもない。プレイ感覚は軽いのにゲーム時間が無駄に長いよなあ。パーティゲームっぽい
山根「パーティゲームでわいわいやるにはルールが汚すぎる



ニャントロ

publisher: 名古屋大SLG研同人("書を守る者")

トランプゲーム「オーサー」に、ランク毎に構成枚数や得点を変えたり、特殊行動をつけたりとアメリカ風な味を加えたもの(authors:手番プレイヤーは相手を一人指名、カードを例えばクラブ7とかいう風に一枚指定、相手はそれを手札に持っていたら提出。で同じ数字の4枚全部揃ったプレイヤーは公開して得点。という記憶推理ゲーム)。そして題から解る人は解る通り、そういう人とか本とかをテーマにしてます。正式名「隠された真実を暴いて世界をP〜の陰謀から救おうカードゲーム」。


Jun3_2001: 沢田*15 / 山根*13 / 浅木*11 / 向井*9

「トンデモ本の世界」「逆襲」(共に洋泉社)を読んだことのある人しか参加できないゲームではありますが、笑えるゲームであることは確か。◇ゲームとしてどうか、ということを考えるとそれほどでもないですが、まあマズい作りではないです。ただ、4人でプレイするのはイマイチでした。やるなら多いほど良い。(向井, Jun3_2001)

基本的に向井さんに同意ですが、ババが複数の方が良いと誰かが言っていましたな。後は、やはり人を選ぶのが難点でしょうか(読んでいるいないだけでなく)。(浅木, Jun3_2001)

そもそも一枚指定じゃなくて特定ランク全部指定できるバージョンのオーサーを下敷きにしてる時点で、四人とかの少人数は想定外なんでしょう。独自の味付けにしてもごく無難な大人しいもの。テーマの暴走具合(大好き)からするともっと派手にやっちゃっても構わないのでは。(沢田, Jun3_2001)



農夫の一年

by 米出康人 / publisher: Y-GAMES
for 3-4 players / 45min.

手札であるところの野菜カードを一定枚数揃えて、自分の持っている畑に一斉に撒くと、数ターン(数ヶ月)後には実がなってポイント獲得。十二ターン終了時点で獲得点数の高いプレイヤーが勝利。ゲームの力点は野菜カードの獲得手段にあり、入札で獲得(「入札チップ」というものを金銭として扱う)、場札と交換、山札から購入といろいろある。本線は入札で、他人と被らないようにカードを選択、あるいはあるいは他人に勝てるように入札チップのマネジメントを行い、バッティングしてしまったときのために場札交換を利用した間接的な手札交換などの救済策が用意されているという感じ。


May3_2002 / 沢田* 26 / 山根* 26 / 吉田* 22 / 浅木* 21 (100min)

入札ゲームとしてなかなか悪くないんではないかと。市場取引のルールによって誰とバッティングしそうか/回避できるかそれなりの操作が効くところとか気が利いてます。あと前半と後半で雰囲気が変わるところ、終盤にきちんとジレンマを用意しているところもよく考えられてます。ただ心理戦(結局のところ運みたいなもんだ)の要素が結構あるゲームなんで、そのぶん市場取引はもうすこし制御可能要素が多いほうがよかったのでは。(沢田, May3_2002)

場札の処理はもう少し面白くしても罪はなさそうに思います。それはそうと一言もなしに温室を肯定する態度は許すまじ。(山根, May3_2002)

十分面白いとは思います。が、場札の処理に感したはやる事が多い割に面白くないという意見には賛成。後は、種が有限だと違うゲームだがそれはそれで面白いかと。(浅木, May3_2002)



マーメイドレイン

by 刈谷圭司 / publisher: 幻冬舎コミックス (2002)
for 3-6 players / age 10 and older / 45-60min

海上を駆けずり回って点在する宝物を集めるゲーム。海上の移動は「移動手段を海上に配置」→「移動手段に対応するカードを出して移動」という、Elfenland(A.Moon / Amigo)と同じスタイル。特徴的なのはラウンド開始時に「順番決めフェイズ」が存在すること。この時プレイヤーは手札の移動手段カードから何枚か選んで「手役(ポーカーのあれ)」を作り、これを一枚ずつ公開していく。強い役を作ったプレイヤーから手番を行え、また強い手役を作るとボーナスも貰える。手番は割と重要なのだが、当然ここで良いカードを消費すると海上移動が辛くなるので、どのへんで手を引くか見極めるのが重要になる。


May19.2003 / 山根*64 / 沢田*58 / 浅木*56 / 吉田*44 / 90min.


May6.2003
沢田「いいんじゃないすか?
山根「少なくともトレインレイダーよりは
吉田「目が疲れるけど
山根「デザインには問題があるがシステムは問題ない
沢田「問題ないという以上のものがあるかと問われると微妙だが
吉田「平均レベルくらい
山根「いやいや充分でしょう
浅木「海なのに狭さを感じるような気が
山根「テーマとのすりあわせがうまくいってないだけでゲームとしての問題はない。
沢田「バランスはどう?
浅木「いいんじゃないの?
山根「よい、というか、充分
吉田「僕としては最後のほうで運の悪さを感じてしまう面はあったけども
沢田「まあそれくらいのことはどんなゲームでも起こりうることだし
山根「だいたいそれは先読みが足りないだけでシステムのせいではないし
沢田「元々選択肢は大量にあるんだから、それを狭めないように意識はすべきでしょう
浅木「どっちにしろ戦略の深さはあんましない
吉田「他人を思いきりけ落とすというほどのものはない
山根「んーと、じつは三竦みが巧妙に隠されてるという点では評価できる
浅木「というと?
山根「ちゃんと考えればじゃんけんになるんだけど、雑にやってるとそこまでいかないのが
沢田「むしろそこそこ雑に遊べるのが良いような。ってそんなことを言ってはだめですか
山根「いやあそれが本来でしょう
沢田「エルフェンランドとどっちがいい?
吉田「うーん
山根「面子によります。真剣でごりごり削り合うような面子だったらエルフェンランド
沢田「確かにこっちはそんなにシビアなゲームではないかも。割と適当に遊べるし
山根「システムのことより、とにかくひどいのはインターフェイス。とりあえず今度やるとしたら盤は自作しましょう
沢田「盤かねえ
浅木「チップも小さいんだよなー。でもそれは盤が小さいせいだけど。
吉田「このチップすっごいわかりづらい
浅木「せめて背景色を変えてみるとかできなかったのか
吉田「真っ赤なチップとか真っ青なチップとかにすべき。文字とかいらない。
沢田「全体として、もう1000円かけてでもインターフェイスをちゃんとやるべき
吉田「ここまでしてでも5000円でおさめたかったんでしょう
沢田「別に5000円にしたところで売れる商品でもないんだし
吉田「そーだねえ。売れてないねー
山根「別に売れないことに必然性があるゲームではないが
沢田「デザイン以外は。



ミューラ

publisher: プレイシングス
for 3 players / for adults

三人専用のカードゲーム。全員でカードを裏向けて出して、表にして、一番強かった人がカードを得点として得る。以下カードが全部なくなるまでやる。出すカードの枚数は、親(前の回に一番強いカードを出した人)が自由に決めることができるが、違う強さのカードを組み合わせて出したらその回の勝負を放棄したものとみなす。但し、同じ強さ三枚+違う強さ二枚の組み合わせは有効(フルハウスと呼ぶ)。三人なので他人のカードがほぼ把握できるため、かなりの部分で計算が効くが、その分ちょっとした読み違い計算違いとか心理戦の失敗とかで一遍に奈落の底まで突き落とされるようにできている。


Mar16_2000 /1st:向井,+19 /2nd:山根,-8 /3rd 沢田,-11 [60min]
Oct29_2000 /1st:吉田,+5 /2nd:山根,+4 /3rd:向井,-9
Aug13_2001 / 山根,+25 / 沢田,-12 / 向井,-13
Aug19.2003 / Yamane,9 / Sawada,7 / Yoshimiya,-16

Mar16_2000
山根「じゃんけんなんて不公平だー(←過去の人生じゃんけんに負け続けて幾星霜)
沢田「不公平な部分だけ抽出したじゃんけんだー(←過去の人生じゃんけんに負け続けて幾星霜)
向井「うるさい。面白いゲームだっつの
山根「じゃんけんなんて不公平だー



ワードバスケット

by T.Kobayashi / publisher: JAGA(2001)
for 2-8 players

ひらがな一文字が書かれたカードが何枚か手札として配られる。場札にも同じカードが一枚。あとは「場札の文字で始まり」「手札のどれかの文字で終わる」「三文字以上の言葉」を、他のプレイヤーより先に宣言し、終わりの文字に使用した手札を場に出す。場に出されたカードが新たな場札に。以下同様、手札出し切れば勝ち。リアルタイムしりとり。


Mar27_2002 / 沢田,6wins / 山根,3wins / 好宮,2wins / 吉田,1win / 向井,1win [30min-match]

Mar27_2002
好宮「勝ちに行くやりかたと遊びにいくやりかたとは違うかな
吉田「いや、近いでしょ
沢田「まあ単語が出ればって点では一緒だから。でも最後は格好良く決めたいよね
好宮「そうそう。決めたいよねー。最後の単語で周りに『おお!』って言わせたい。
吉田「最後の単語はそれ込みで用意するでしょ。それで勝つと謎の誇らしさがある。別に大したことは無いんだけど。
沢田「んでゲームとしてはどんな感じすかね? 僕は好きですけど
吉田「僕も好きです。凄く好きです。
向井「ほんと良いゲームだと思うねえ
吉田「とりあえず小学校あたりに普及させたい。
沢田「ここまでの出来のゲームだと、英訳できないってのが惜しい
好宮「アルファベットでやるのは?
吉田「アルファベットは日本語よりも語尾の形が限定されてるから
沢田「Yで終わる単語ばっかり
吉田「あと複数形のSをどうするのか、とか、文字数じゃ制限かけられないから音節にするか、とか
沢田「ルールが細かくなっちゃうのが避けられない
吉田「シンプルさが無くなっちゃう。だいたい無こうのひとはしりとりなんてやらんでしょう
沢田「うーん。日本ローカルなのは勿体ないなあ


Square On Sale
Aug19.2003 / Yoshimiya,33 / Asagi,16 / Yoshida,13 / Sawada,11 / Yamane,3



*印は、そのゲームを以前に遊んだことが無いプレイヤーを示す



紹介か感想か会話
トップページ

感想をどうぞ #1

[感想をどうぞ #2]



Mamma Mia!

Mercator (Knizia's Rome)

Meuterer

Modern Art

Mogul

Morisi

Nanuuk!

Ohne Furcht und Adel

Once Upon a Time

Orient Express

Palermo

Pictionary

Pit

Prokonsul (Knizia's Rome)

Puerto Rico

Quarto!

Ra

Rasende Roboter

Reibach&Co.

Renfield

Samurai

Schweinsgalopp

Senator (Knizia's Rome)

Shit!

die Sieben Weisen

die Siedler von Catan

Catan/Alexander

Spartacus (Knizia's ROME)

Stephenson's Rocket

Thor

Titus

Torres

Traumfabrik

U.S. Patent No.1

Vabanque

Vernissarge

Verraeter

Vinci

Way Out West

Witch Trial

伝説のかけら

トレインレイダー

ニャントロ

農夫の一年

マーメイドレイン

ミューラ

ワードバスケット