石狩 (α6版) Ishikari (alpha ver. 6) |
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石狩の海と空と鰊と。あと投機。 概要 プレイヤー達の思惑により、漁船は海に出て、そして鰊を釣って戻ってきます。たくさん釣ったほうが利益が大きいのですが、市場がだぶついているときに釣りすぎると逆に大損になってしまいます。それで船が利潤だの損失だのを出している間にプレイヤー達は、利益を出している船の所有権を我がものにしようと、あるいは損失を出している船の所有権を押しつけられないようにしようと、暗闘するわけです。もちろん漁船はプレイヤー達の思惑によって動くわけですから、損な船の所有権を持っているならば一発逆転の大航海を狙ってみることもできますし、他人が得な船の所有権を持っているならば次の航海で大損させてやろうとすることもできます。ただいずれにせよ他人の邪魔は確実に入るわけで、そう簡単にはいかないことと思いますが。 物品
ゲーム盤一枚
相場マーカー一個
利潤マーカー六個
漁船カード(赤)三十枚
漁船カード(青)三十枚
船六隻
鰊駒三十八個
懸札十六枚
借金証書十二枚
特典カード十枚 ゲームの準備 相場マーカーを、ゲーム盤右上部の「三」のマスに置く。 全ての利潤マーカーを、黒字側を表にして、ゲーム盤下部の「0」の位置に置く。 全ての鰊駒を、どこか盤の脇の一カ所にまとめて置いておく。 懸札と借金証書は盤の脇に、全員に見えるように置いておく。
特典カードを以下のように、一列に並べる。
船を以下のように置く。
船に鰊駒を以下のように積む。 漁船カード(赤)をシャッフルしてから、一枚めくって表にし、一枚目の場札として盤の側に置く。
漁船カードをシャッフルしてから、全プレイヤーに漁船カードを九枚ずつ配る。 ここまでで場札にも手札にもならなかった漁船カードは、以下のゲームでは使用しない。 誰からゲームを始めるか、適当な手段で決める。以下手番は基本的には時計回りで進行する。 第一巡 一巡目は通常の手番とは異なり、手番プレイヤーが行えるのは「手札から任意に漁船カードを一枚選び、場札に付け加える」ことのみである。最初のプレイヤーは選んだ手札を、既に出ている一枚目の場札の右に付ける。以下続くプレイヤーは選んだ手札を、場札の列の右端に付けていく。一巡目終了時点で、「プレイヤー人数+1」枚から成る場札の列が構成されることになる。なお、後述する「割り込み」を、一巡目に行うことはできない。 二巡目以降(通常の手番) 二巡目以降、手番のプレイヤーが行えることは、以下のうち任意の一つである。
1)手札から任意に一枚漁船カードを選び、使用し、場札から漁船カードを一枚補充する 1)手札の使用と補充 使用する手札は、表にして全員に公開し、その後に場札の最後尾(右端)に表を向けたままで置く。 使用した漁船カードには、「 move #m / fish #n 」と書かれている。これは、#mの船が海上を進み、#nの船に鰊駒が積載される、ということを意味する。漁船カードを使用した手番プレイヤーは必ず、以下のうち一つを選んで実行する。
・#mの船を一マス進め、#nの船に鰊駒を一つ積む ただし、一マス進めるとか二マス、三マス進めるとか言った場合の「マス」とは「空きマス」のことを指し、船が置かれているマスは数えに入れない(港は除く)。一マス進めるというのは、次の空きマスに進むことを指し、二マス進めるとは次の次の空きマスに進む事を指す。 また、一手番で船が港を通過することはできない。
下図において、黒い船が進むことを考える。この船が一マス進む場合、到着先は「1」のマスになる。二マス進む場合の到着先は「2」、三マス進む場合の到着先は「3」となる。
下図において、黒い船が一マス進む場合の到着先は「1」であるが、二マス進む場合の到着先は「2」ではなく、港となる。港には何隻の船がいようと、空きマスと同様のものとして扱われる。そして、三マス進んで「2」に到着することは、港を通過することになるので、ルール上許可されない。
漁船カード使用の結果として船が港に到着した場合、直ちに到着した船について釣果の精算処理を行う。この詳細については後述する。 漁船カード使用の結果として船が七つ以上の鰊駒を積載している状態になった場合、その船は漁業協定に違反して乱獲を行っているものと見なされ、直ちに罪となり罰せられる。この乱獲に対する制裁処理の詳細については後述する。 "fish #n" で指し示された漁船が港にいる場合、鰊駒は積まない。 「手札の使用と補充」を選んだ手番プレイヤーは、手番中に自分の持つ特典カードを使用することができる。使用可能な特典カードを何枚持っていたとしても、一手番に使用できる特典カードは一枚のみとする。特典カードの使用は、漁船カードの使用の前に行うこと。この特典カード使用の詳細については後述する。 漁船カードを使用し、その効果を適用したら、手番プレイヤーは場札の列から左端(いちばん前)の漁船カードを取って手札とし、手番を終了させる。 2)手札の公開 まだ公開していない手札の中から任意に一枚選び、自分の前に表を向けて置く。そして公開した証として、まだ誰にも使われていない懸札の中から任意に一枚選び、選んだ懸札を公開した漁船カードの上に置く。 全ての懸札が使用されてしまっている状態では、この「手札の公開」を選択し実行することはできない。 公開できる手札はプレイヤーあたり最大四枚までである。 この行動を行ったプレイヤーは、その手番では手札の補充を行わない。これは、公開手札と未公開手札の合計が常に八枚となるようにするためである。 公開してしまった手札は、「懸札廃棄」により非公開の状態に戻さない限り、使用できない。 割り込み あるプレイヤーの手番が終了したら、通常は左隣のプレイヤー(以下「本来の次手番プレイヤー」)に手番が移る。しかしここで、他のプレイヤーは「割り込み」を宣言することにより、次の手番を自らのものにすることができる(今しがた手番を終えたばかりのプレイヤーも、割り込みを行うことで手番を連続して行うことができる)。 割り込みを行うプレイヤーは、誰かの手番終了後、直ちに割り込みを宣言し、併せて、引き受ける借金証書の枚数(一枚以上)を宣言する。その割り込みに異論が出なければ、割り込みは完了となり、次の手番は割り込みを宣言したプレイヤーのものになる。このとき、割り込みを宣言したプレイヤーは、宣言した枚数の借金証書を盤の脇から取り、自分の前に置く。 なお、盤の脇に残っているより多い枚数を宣言することはできない。 異論があるプレイヤーは、直前に出された宣言よりも同じまたは多くの枚数を宣言することにより、次の手番を自分のものにしようとすることができる。但し、直前に出された宣言と同じ枚数を宣言することができるのは、直前に宣言を出したプレイヤーよりも、席順が本来の次手番プレイヤーに(時計回りで数えて)近いプレイヤーのみである。従って、本来の次手番プレイヤーはいつでも、直前に出された宣言と同じ枚数を宣言できる。 宣言を出すのに順番は関係しない。各プレイヤーは、宣言を出したいタイミングで出すことができる。 直前に出した宣言を新たな宣言で打ち消す、という行為の連鎖がひとしきり行われた後、最後に出された宣言に誰も異論を差し挟まなくなったら、最後に宣言を出したプレイヤーが、宣言しただけの借金証書を盤の脇から取り、自分の前に置く。そして次手番は、その最後に宣言を出したプレイヤーのものになる。 なお、借金証書を持っていると、枚数に応じて、ゲーム終了時に自分の得点が減少する。詳しくは後述するが、枚数が多いと減点の量が致命的なものになる。 釣果の精算と特典カード授与 港に船が戻ってきたら、特典カードの授与と、帰還してきた船についての釣果の精算を行う。処理は特典カードの授与から先に行い、続いて釣果の精算に移る。 特典カード授与 各プレイヤーとも、自分が公開している手札のうち、今回の帰還船の番号が "move" または "fish" に書かれている漁船カードについて、その漁船カードに載せられている懸札の値を合計する。この懸札の値の合計値が最も高いプレイヤーに、特典カードが授与される。授与される特典カードは、列に並んでいるうち「ゲーム終了」から最も遠い特典カードである。 合計値が最も高いプレイヤーが同値で二人以上いる場合、(今回の帰還船の番号が書かれている漁船カードの上に載せられている中で)より高い値の懸札を持っているほうを優先する。だれも今回の帰還船の番号が書かれている漁船カードを公開していなかった場合、手番プレイヤーが特典カードを獲得する。 獲得した特典カードは、今回の帰還船の番号が書かれている自分の公開手札から任意に一枚選び、その上に載せる。 「ゲーム終了」の特典カードが授与されたら、その時点での手番プレイヤーの手番終了をもって、ゲーム終了となる。 釣果の精算 相場を示す各マスの左上に、黒字で[0-x]の形式で数字が書かれている。これは、その相場において、市場が許容することができる鰊の量を示している。つまり、帰還船が積んできた鰊駒が x 個以下であれば、船は利益を出すことができる。そうでなければ、船は損失を計上することになる。 従ってまず始めに、帰還船に積んだ鰊駒の数と現在の相場の値とを見比べて、今回の釣果が利潤を生むのか損失を出すのかを確認する。 ・利潤を生む場合 まず始めに、帰還船の利潤マーカーが赤字側を表にしているのであれば、その利潤マーカーをゼロの位置まで移動させその上で黒字側にひっくり返す。利潤マーカーが既に黒字側になっているのであれば、そのままの状態にとどめておく。 そして、帰還船の利潤マーカーを、釣果に応じて以下の数だけ進める。
鰊駒の個数:進める数 ただし、1マス進めるとか2マス、4マス進めるとか言った場合の「マス」とは「空きマス」のことを指し、既に別の利潤マーカーが置かれているマスは数えに入れない。一マス進めるというのは、次の空きマスに進むことを指し、二マス進めるとは次の次の空きマスに進む事を指す。これは海上を船が進むときと同じルールで処理する。 従って、利潤(損失)表示領域のすべてのマスには利潤マーカーがひとつまでしか存在できないということになるが、例外が二つある。一つは当然「0」のマスであり、もう一つは「40」のマスである。利潤または損失が四十以上に到達した場合、利潤マーカーは「40」のマスに置かれる。そして、この「40」のマスでは、複数の利潤マーカーの存在が許される。 最後に、相場マーカーを、帰還船が積んでいた鰊の個数と同じ値にセットし直し、そして帰還船が積んでいた鰊を全て元の場所に戻す。 ・損失を出す場合 まず始めに、帰還船の利潤マーカーが黒字側を表にしているのであれば、その利潤マーカーをゼロの位置まで移動させその上で赤字側にひっくり返す。利潤マーカーが既に赤字側になっているのであれば、そのままの状態にとどめておく。 そして、帰還船の利潤マーカーを、現在の相場の値に応じて以下の数だけ進める。
現在の相場:進める数 ただし、1マス進めるとか2マス、4マス進めるとか言った場合の「マス」とは「空きマス」のことを指し、既に別の利潤マーカーが置かれているマスは数えに入れない。一マス進めるというのは、次の空きマスに進むことを指し、二マス進めるとは次の次の空きマスに進む事を指す。 最後に、相場マーカーを、帰還船が積んでいた鰊の個数と同じ値にセットし直し、そして帰還船が積んでいた鰊を全て元の場所に戻す。 乱獲に対する制裁 漁船カード使用の結果として船が七つ以上の鰊駒を積載している状態になった場合、その船は漁業協定に違反して乱獲を行っているものと見なされ、罪となり罰せられる。直ちにその違反船を港に移動させ、積んでいた鰊駒を全てもとの場所に戻す。 次に、違反船の利潤マーカーが黒字側を表にしているのであれば、その利潤マーカーをゼロの位置まで移動させその上で赤字側にひっくり返す。利潤マーカーが既に赤字側になっているのであれば、そのままの状態にとどめておく。 そして、違反船の利潤マーカーを十マス進める。釣果精算の時と同様、既に別の利潤マーカーが置かれているマスは数えに入れない。 乱獲に対する制裁では、特典カードの授与や相場の再設定は行われない。 特典カードの使用 ゲーム中に使用できる特典カードは、「相場操作」「懸札廃棄」「手札変更」の三枚である。これらの特典カードを持っている(つまり、自分の公開手札のいずれかの上に、これらの特典カードを載せている)プレイヤーは、自分の手番中に使用することができる。使用する際は、使用する特典カードを公開手札の上から外し、使用する旨を宣言する。 使用した特典カードは効果を発揮した後、ゲームから取り除かれ、二度と現れない。
・相場操作
・懸札廃棄
・手札変更 ゲームの終了と決算 ゲームが終了したら、まず各プレイヤーとも、自分の未公開手札を全て表に晒し、全員に見えるようにする。各船が獲得している利潤あるいは損失がどのプレイヤーのものになるか決める。処理は、#1の船から番号順に行う。なおこのゲームでは、各プレイヤーの得ている総得点は負の値を取りうる。 各プレイヤーとも、自分の手札のうち、処理対象となる船の番号が "move" に書かれている漁船カードについて、その漁船カードに載せられている懸札の値を合計する。未公開手札には懸札が載っていないが、これらは一律に「5」の値を持つものとする。この値の合計値が最も高いプレイヤーに、処理対象となる船の利潤マーカーが示している利潤または損失が、利潤ならば得点として、損失ならば減点として与えられる。 次に、各プレイヤーとも、自分の手札のうち、処理対象となる船の番号が "fish" に書かれている漁船カードについて、その漁船カードに載せられている懸札の値を合計する。未公開手札には懸札が載っていないが、これらは一律に「5」の値を持つものとする。この値の合計値が最も高いプレイヤーにも、処理対象となる船の利潤マーカーが示している利潤または損失が、利潤ならば得点として、損失ならば減点として与えられる。 いずれの場合についても、合計値が最も高いプレイヤーが同値で二人以上いる場合、(処理対象となる船の番号が書かれた漁船カードの上に載せられている中で)より高い値の懸札を持っているほうを優先する。それでも誰が優先か決まらない場合、利潤(あるいは損失)は対象者全員に与えられる。 そして最後に、処理対象となる船の番号が "move" または "fish" に書かれている自分の公開手札の上に、裏面が「B」の特典カードを載せているプレイヤーは、その特典カードによる(複数あるならばそれぞれについて)ボーナス点処理を行う。 裏面が「B」の特典カードは、「X(Y)/Z(W)」の形式で書かれている。これはそれぞれ、
X:処理対象の船が利潤を生んでいて、自分がその船の利潤を獲得している場合のボーナス を意味する。ボーナスがプラスであればプラス点が与えられ、ボーナスがマイナスならばマイナス点が与えられる。「x2」のボーナスは、自分がその船で得た利潤が倍になる。特典カードが複数ある場合、「x2」のボーナスは最初に適用する。 なお、特典カードが複数あって、先の特典カードの処理により「Y」または「W」によるボーナスを得た場合でも、それによって後の特典カードの指示である「自分がその船の利潤(損失)を獲得」したことにはならない。 船による得点・減点処理が終了したら、各プレイヤーとも、借金証書による減点処理を行う。所持している借金証書の枚数と、減点される点数の関係は以下の通り。
枚数:減点 最後に、「5pts.」の特典カードを持っている(つまり、自分の公開手札のいずれかの上に、これらの特典カードを載せている)プレイヤーには、ボーナスとしてプラス5点が与えられる。 以上の処理を全て終えた段階で、得点の最も多いプレイヤーが勝者となる。同点の場合、より値の大きい懸札を持っている方を優位とする。それでも優位が決まらないという極めて希な場合は、「ゲーム終了」の特典カードを持つプレイヤーから(時計回りに数えて)近いほうのプレイヤーを優位とする(この場合、「ゲーム終了」の特典カードを持つプレイヤーが最も優位となる)。
by Sawada Taiju / Development: Late Toccobushi Game Club for 3-6 players / age 10 and older / 45min. / price: free |
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